まだまだいます! だるまちゃん
だるまちゃんシリーズは1957年刊行の「だるまちゃんとてんぐちゃん」に始まり2018年の最新三作「だるまちゃんとかまどんちゃん」「だるまちゃんとはやたちゃん」「だるまちゃんとキジムナちゃん」の全11作品(福音館書店)ですが、実はだるまちゃんを主人公にした絵本や紙芝居は他にもあります。
飯田の人形劇フェタに招かれ地元の皆様の切望にお応えして作成した「だるまちゃん・りんごんちゃん」(2013年瑞雲舎)は飯田の名産、りんごがだるまちゃんのお友だち、りんごんちゃんとして登場。人形劇もありのご当地色満載の楽しいお話です。(上が表紙、下は前扉)
社会福祉財団のジャンボ絵本になった「だるまちゃん きつねちゃん」「だるまちゃん はるのうた ふゆのうた」という作品は一般には販売せず、福祉施設に寄贈されました。
本ではありませんが、加古作品には、時折だるまちゃんやその仲間が登場しますので、探してみましょう。
『遊びの大星雲3みごとはなやかなあそび」(1992年農文協)「いろいろのはな さまざまないろ」(下)では季節による花の色の多少を示しているのですが、なんと「だるまちゃん」のみならず「かみなりちゃん」や「てんぐちゃん」も花を手に嬉しそう。見ているこちらも嬉しくなってきます。ちなみに白い花は一年を通して多いそうです。
『あそびの大事典 もりいずみ はらっぱの あそび』(2015年農文協)の「もみじのはのさきのかぞえかた」では、小さい絵ではありますが、だるまちゃん、てんぐちゃん、それに、からすもいます!
古い本ですが、この10月に限定販売の予定ですので、ご紹介しておきましょう。以下のようにだるまちゃんとてんぐちゃんが凧の絵になって登場のその名も『たこ』(1975年福音館書店)という科学絵本もあります。
だるまは、絵本の色々な場面で描かれていますが、それはまたの機会にご紹介致します。
「だるまちゃん」は、もちろん『だるまちゃんすごろく』『だるまちゃんしんぶん』や『だるまちゃんと楽しむ 日本の子どもにあそび読本(いずれも2016年福音館書店)でもたっぷり、たくさんのお友だちと登場します。すごろく、季節の話題、遊びを是非「だるまちゃん」と一緒にお楽しみ下さい。