編集室より

2022年逝去された福音館書店相談役、名編集長であった松居直氏の言葉をかつての紙面から再録紹介する記事が掲載されました。

その中で加古の『万里の長城』(2011年福音館書店)を例に、出版を通じてアジア、中国との交流を大切にしてきたのは「戦争責任からです。過去を学ぶことなしに未来は見えてきません。」「十年、二十年、さらには百年先を考えて」本書を出版した意図について語る言葉には大変重いものがあります。

上は中国で出版されている版。

『万里の長城』出版までの長い道のりについては松居氏の長女、小風さちさんとの対談をまとめた『父の話をしましょうか〜加古さんと松居さん〜』(NPOブックスタート・下)に詳しい記述があります。