お礼
2025年7月8日から8月24までの藤沢市アートスペース、8月6日から23日まで藤沢市民ギャラリーの2ヶ所で開催、入場無料でお楽しみいただいた藤沢市制施行85周年記念事業の「かこさとし作品展」は大勢の皆様にご来場いただき盛況のうちに閉幕となりました。
藤沢市の全面的なご協力、そしてスタッフはじめ関係者皆様のご熱意のおかげで作品展示のみではなく、読み聞かせや工作など楽しいイベントも数多くしていただき、遠方からもお越しくださる方がありました。
特にスタンプラリーを同時開催していただいた越前市からは市長様はじめ多くの方がおみえになり、また藤沢からも加古のふるさと越前市を訪ねてくださる方々がいて、感無量のものがありました。
山田越前市長(右)をお迎えした鈴木藤沢市長(左)
お馴染みの作品に加え、かこさとしが皆様に伝えたかった日本の歴史をお子さんたちのために描いた『あなたのまちです みんなのまちです』や、加古がその出版を見ることができなかった『かこさとし童話集』の挿絵や『秋』そして最新作『くらげのパポちゃん』(絵は中島加名)など、初公開のものもご覧いただき、加古が生きてきた100年を振り返りつつ、これからの社会、日本、世界について思い、考えていただくきっかけになったのでしたらこれに勝る喜びはありません。
展示会が終わり一抹の寂しさはありますが、図書館には多くの著作がありますし、藤沢市内4図書館と市役所本庁舎にはほぼ季節ごとに加古の絵本の1場面を飾っていただいておりますので、お近くの方はご覧いただけたらと存じます。
本展示会のスタンプラリーで越前市かこさとしふるさと絵本館や武生(たけふ)中央公園に行ってくださる方々があり、嬉しいことでした。絵本館ではいつでも30点ほどの絵を展示、無料でご覧いただけますので、ご旅行の計画に入れていただけましたら幸いです。
かこさとし関連のニュースはこの公式サイトとxで発信してまいりますので引き続きどうぞよろしくお願いいたします。
展示会にご来場いただき、誠に有難うございました。
2023年が間も無く終わりとなります。この1年間公式サイト、そしてxをご覧いただきありがとうございました。
今年は『からすのパンやさん』などの50周年、続きのお話10周年を記念して、「からすのパンやさん特設サイト」で84種類のパンをご紹介し、お気に入りのパン投票には大勢の皆様にご参加いただき誠にありがとうございました。
下は、2023年12月15日発売のビッグイシュー。表紙にからすとその投票で人気のパンを並べてくださいました。12月29日には福井テレビのニュースでも紹介されました。
2023年12月29日福井テレビ
かこさとしの誕生日の3月31日にはDoodleに登場という嬉しい出来事もありました。
Doodle かこさとし生誕97年
加古作品のみの大きな展示会はありませんでしたが、越前市ふるさと絵本館や北海道西興部村で展示・ギャラリートーク、石川県加賀市「中谷宇吉郎雪の科学館」や藤沢市内の4図書館での展示など身近な場所でのミニ展示をしました。
好評のオンライン対談は来年も続けてまいります。
秋からは『かこさとし童話集』の刊行が始まり現在第6巻まで出版、2024年3月までに残りの4巻が刊行されます。
30年以上前に出版された5冊の絵本のオンデマンド復刊もでき、多くの本をお届けできた嬉しい一年でもありました。
こうした本や「くらげのパポちゃん」(未発表作品)の発見をテレビや新聞などでも報じていただきました。
暗く気がかりなニュースが多い2023年でしたが、2024年、小さくても明るいニュースをお届けできたらと存じます。
どうぞ皆様お健やかに佳き新年をお迎えください。
川崎市市民ミュージアムでの「かこさとしのひみつ展-だるまちゃんと探しに行こう-」が終わって1か月が過ぎようとしています。この展示期間中に設けていただきました「いつまでも いつまでも かこさとし 」のコーナーで皆様が書いて下さったメッセージを先ごろ受け取りました。
一人では持ち上げられないほど大きくて重い箱には、8冊のファイルに綺麗にまとめられたメッセージカードが3801枚と、添えられたお手紙にありました。また、展示会に先駆け全国各地の書店に設置されたメッセージボックスに投函していただいたものをまとめた5冊のファイルも一緒に届きました。これより先に越前市ふるさと絵本館からいただいたスケッチブックのメッセージと合わせ、毎日じっくり読ませていただいております。
カードは皆様のお気持ち、思い出、励ましや感謝の言葉に溢れ、様々な表情のだるまちゃんやからす、かこの顔、キャラクターなど、どれもこれも心に響くものばかりです。ようやく鉛筆が持てるような小さい方の手によるものから、きっとプロフェッショナルと思われる筆使いで描いてくださっている方。
小さな限られたスペースにこんなに素敵な画面を、こんなに広い世界を、深い思い、長いご家族の歴史を書いてくださった皆様に頭が下がり、感謝しつつ、笑顔でそして時に涙で、お一人お一人におめにかかるようにして、その時間を過ごしております。皆様のお心の中に、かこさとしが生き続けていることがわかり、これ以上嬉しいことはありません。
遠方から来てくださったり、何回も足を運んでくださった方も多くいらして、偲んでいただいたかこさとしは、さぞかし恐縮していることでしょう。「申し訳ないねえ。お返事が書けたらなあ」という声が聞こえてくるようです。
直接御礼申し上げることができず、また感謝の気持ちを表す言葉が見つからず情けなさでいっぱいですが、衷心より厚く御礼申し上げます。
最後になりましたが、皆様のご健康とご多幸を心よりお祈りしております。誠にありがとうございました。
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