展示会情報

8月4日(日)から13日(火)の10日間、こどもてんらん会が鎌倉芸術館で開催されます。
中学生以下は無料、もちろん大人の皆様も大歓迎です。

絵本と紙芝居に焦点をあてた展示で、紙芝居の実演もあります。

以下のチラシに登場する作品が展示される他、『からすのパンやさん』のパンが並んだ場面の下絵や1957年作、手描き紙芝居「おちていたてぶくろ」の全場面などがご覧いただけます。お見逃しなく!


鎌倉芸術館 こどもてんらん会

2024年の夏、8月4日(日)から13日(火)の10日間、こどもてんらん会が鎌倉芸術館で開催されます。
中学生以下は無料、もちろん大人の皆様も大歓迎です。

絵本と紙芝居に焦点をあてた展示で、紙芝居の実演もあります。今から是非夏休みの計画の一つに入れていただけたら嬉しいです。

鎌倉こどもてんらん会かこ

緑あふれる「軽井沢絵本の森美術館」で展示会が始まりました。

日本で2番目に開設された絵本に関しての美術館だそうです。海外の絵本の紹介を多くされてきましたが、今回は新幹線が延伸して軽井沢と加古のふるさと越前市がつながったことを記念してかこさとしの登場です。

越前市にある、ふるさと絵本館館とスタンプラリーもあります。是非お出かけください。

開幕に先立って行われた内覧会の様子が2024年6月14日の信濃毎日新聞に写真と共に掲載されました。
取材していただいた情報は逐次更新してまいります。

信濃毎日新聞

軽井沢新聞7月号で紹介

軽井沢新聞に折り込まれている軽井沢こども新聞夏休み号で、軽井沢絵本の森美術館で開催中の特別展を紹介。

2024年7月12日(金)午前9時 FM長野「clap!」でご紹介予定

上記の番組「エンタメ・パンフ」コーナーで軽井沢絵本の森美術館でのかこさとし展示会についてご紹介いただく予定です。
長野県外の方はradikoでお聴きいただけます。

2024年7月12日 FM長野 clap!

美術館ホームぺージ、本展示会については以下でどうぞ。

軽井沢絵本の森美術館

当サイト内にある見所についてのご案内です。

見所解説(当サイト内)

軽井沢絵本の森美術館での展示会、かこさとし絵本への「まなざし」が開催されます。

期間:2024年6月14日(金)〜10月14日(月・祝)
時間: 9:30〜17:00(最終入館は閉館の30分前)
休館日:火曜日ただし、7月〜9月は休館なし。

場所:軽井沢絵本森美術館(長野県北佐久郡軽井沢町長倉182)
入場料: 本展示会のみの場合大人1、000円、中高生700円、小学生500円、小学生未満 無料

チラシの絵にあるように『からすのパンやさん』(1963年偕成社)の表紙を除く全場面が展示されます。昨年出版50周年を迎えた本作ですが、実はこれは初めてのことです。続きのお話の場面もあります。

『だるまちゃんとかみなりちゃん』(1968年福音館書店)も11年前に越前市ふるさと絵本館開館の際にで全点展示されて以来の全場面展示となります。


かこさとしのデビュー作『ダムのおじさんたち』(1959年)や『かわ』(1962年)『ゆきのひ』(1966年) 『だるまちゃんとてんぐちゃん』(1967年)も展示されますので注目です。

この企画は北陸新幹線が福井県に延伸し、軽井沢と新幹線でつながったことを記念して開催に至りました。福井県越前市ふるさと絵本館で展示中の『たっくんひろちゃんのちょうちょうとっきゅう』の一部を軽井沢で展示、この2館で開催のスタンプラリーの台紙にもデザインされています。

また越前市の伝統産業である打ち刃物が登場する『まさかりどんがさあたいへん』(小峰書店)も展示されます。

他に科学絵本の場面もあり、童話集の挿絵の元になったカラフルな絵は初披露となります。
どうぞお出かけください。

軽井沢絵本の森 かこさとし絵本へのまなざし

第38回国民文化祭、第23回全国障害者芸術・文化祭として石川県加賀市にある中谷宇吉郎 雪の科学館「科学者の心展」が開催されます。

中谷博士は世界で初めて人工雪の結晶を作った科学者ですが、随筆や絵もかいていました。
著名な科学者が遺した芸術や文学を紹介する本展で、かこさとし絵本の絵を展示紹介を致します。

会場の様子は以下でどうぞ。

科学者の心展 始まりました

雪の科学館 科学者の心展

『からすのパンやさん』出版50周年記念 森の美術館「木夢」にて

北海道の西興部(にしおこっぺ)村にある森の美術館「木夢(こむ)」でミニ展示会を開催します。

15点と数は少ないものの、初公開や珍しい絵も、お馴染みのものもあります。

村の皆さま、道内の皆さま、深まる秋に、かこさとしの絵をご覧になっていつもとは違うひとときを過ごされてはいかがでしょうか。

この展示会に関しては2023年9月28日の北海道新聞で写真と共に報じられました。

2023年9月28日北海道新聞 

【最新情報】2022年12月17日

伝記を引用してご紹介いただいています。以下でどうぞ。

群馬県立館林美術館 伝記を読もう かこさとし

2022年12月17日東京新聞・群馬版

東京新聞WEB

2022年12月13日上毛新聞で写真とともに大きく掲載

絵本作家・かこさとしさん 「子どものため」描く 「だるまちゃん」原画など160点

群馬県立館林美術館にて開催中(本展示会は2022年12月25日まで)の「かこさとしの世界」展を紹介。

中学生の時に描いた富士山の板絵、20代の悩みの中、描いた自画像、30代の絵画作品など絵本とは違うタッチの作品が並びます。

おなじみの「だるまちゃん」や『からすのパンやさん』の下絵からはかこの構想を練っていた様子が伝わってきます。

デビュー作の『だむのおじさんたち』の全場面と共に、使われなかった絵も合わせて展示。そこから著者の思いが読み取れます。

ウクライナ民話の「てぶくろ」として知られている物語を紙芝居にした『おちていたてぶくろ』や、最後の作品となってしまった『みずとはなんじゃ?』の絵の下書き、平和と求める強い気持ちを「だるまちゃん」に託した絵など、盛りだくさん。

科学絵本やその下絵、『出発進行!里山トロッコ列車』のすべての原画も並び、年齢問わず味わっていただける作品の数々を広々とした会場でじっくりご覧いただけます。

動画は以下で。

館林美術館 「かこさとしの世界」展 動画

上毛新聞記事は以下でどうぞ。

上毛新聞

新情報、2022年11月25日のぐんま朝日は以下で

2022年11月25日 ぐんま朝日

ぐんま朝日

朝日新聞は以下でどうぞ。

館林美術館

会場の詳細は以下でどうぞ。

「かこさとしの世界」展

『だるまちゃんとてんぐちゃん』などの「だるまちゃん」シリーズや、『かわ』『海』『地球』『宇宙』や『人間』などの科学絵本を出版している福音館書店が70周年を迎えたことを報じる記事が2022年11月15日
東京新聞に掲載されました。

「あけてみよう かがくのとびら展」

その福音館書店「かがくのとも」から生まれた展覧会「あけてみよう かがくのとびら展」が2022年12月7日〜2023年2月12日まで、佐川美術館で開催されます。

かこ作品からは『だいこんだんめん れんこんざんねん』が体験型のデジタル展示として登場します。本展は2019年東京、2021年ひらかたパークで開催された巡回展でWEB事前予約制です。

詳細は以下でどうぞ。

かがくのとびら展

2022年12月14日琵琶湖大津経済新聞などに掲載されました。記事は以下でどうぞ。

びわ湖大津経済新聞

Yahoo ニュース

今年度の展示テーマを「衣」「食」「住」「遊」としている越前市絵本館の秋の展示テーマは「住」です。

かこさとしは20代の時、住宅難で困っていた大学時代の歳上の友人とそのご家族のために小さな一軒家を建てたことがあります。

大学時代に加わっていた演劇研究会で舞台装置をまかされたのは、まさに適任だったといわざるを得ません。

日曜大工は時間が許せば喜んでしていたもので、本棚を作って部屋上部の周囲をぐるりと囲むように据え付けていました。

そんなかこですから、『だむのおじさんたち』でデビューした翌年1960年に『あたらしいうち』(文のみ担当)、1969年に『あなたのいえ わたしのいえ』(いずれも福音館書店)、そして『あきえちゃんのいえ ジロのいえ』(1985年童心社)と家についての絵本があります。

これらは戦争中、類焼を防ぐために建物のひき倒しに駆り出された大学1年生の時の経験、そして空襲で自宅を含む多くの家々が焼き尽くされ焦土と化したのを目の当たりにした忘れられない光景がその下敷きにあることを忘れるわけにはいきません。

下は『あきえちゃんのいえ ジロのいえ』から、あきえちゃんのお父さんが引っ越しのお祝いにもらった犬のジロの小屋を作っています。かこの姿と重なる場面ですが、あとがきには、「大切な家を新しい見方で取り上げてみました。(中略)ただ広ければとか便利であればよいのではない重要な点を、ぜひしっかり考えてほしかったからです。」とあります。

また、『あなたのいえ わたしのいえ』のあとがきには、かこがセツルメント活動をしていた戦後、
「戦災の名残が残っていた当時、浴室、台所、トイレのない寄宿舎などに住む人が大勢いたのです。そうした所の子に「自分が住んでいる所も立派な家だ」と思ってもらえるように描いた」とあり、「各地で災害が起こるたび、特に2011年3月11日に起きた東日本大震災で、体育館や仮説住宅の居住している子どもたちの様子を当時と比べ、胸が痛む思いです。」と記しています。

人間にとって大切な家を失うことはどれほど辛く、苦しいかを知るかこだからこそ、何気ないようでいて本質的なものを伝えることとなっている、これらの作品です。

「だるまちゃん」シリーズや「からすのパンやさん」つづきのシリーズでも日曜大工や建築の様子が描かれていて、上記の絵本の場面と合わせて展示致します。初公開のものも数点あり、夏の Bunkamuraでの展示会でご覧いただいた、加古が使っていた曲尺や折尺も並びますので、じっくりご覧下さい。