展示会情報
かこさとしが子どもさん達と出会い、多くのことを教わったのは1950年代、川崎のセツルメント活動においてでした。セツルメント活動とは、戦後の復興に必要とされた製鉄、造船などの川崎臨港地帯の工場に働く人々とその家族が多く住んでいた町で、子どもたちに勉強を教えたり、絵を描いたり遊んだりするボランティアの活動で、大人向けの法律相談や、衛生面の向上のための診療所も設けられ現在に至っています。
本展示会は、小学校時代の絵日記『過去六年間を顧みて』に始まり、セツルメント活動時代の作品やスケッチ、デビュー作『だむのおじさんたち』そして2018年に出版されただるまちゃんシリーズ最新作に至るまでを過去最大級の点数を展示、ご覧いただけます。
また、同時に「いつまでもいつもでも かこさとしさん」コーナーを展示会場近くに設けます。(入場料不用) どうぞお出かけください。
https://www.kawasaki-museum.jp/exhibition/12037/
絵本作家・長谷川義史さんの「空色画房」にて、かこさとし絵本の複製原画を展示いたします。和歌山県有田川での展示会と同内容です。
かこさとしのデビュー作『だむのおじさんたち』から最新作『コウノトリのコウちゃん』までが展示されます。『だるまちゃんとてんぐちゃん』」や『からすのパンやさん』『どろぼうがっこう』『おたまじゃくしの101ちゃん』など懐かしいお話や『はははのはなし』や『道具』など忘れられない場面も登場します。
開館時間は木・金・土曜日の12:00〜19:00
詳しくは以下のサイトをご覧下さい。
http://www.eonet.ne.jp/~mousebbb/sorairo.html
だるまちゃん50周年企画の先駆けとして昨年末に刊行された「だるまちゃんすごろく」の原画は、出版されているものとは一味違う彩色ですから、必見です。「だるまちゃんすごろく」のモチーフにもなっている郷土玩具を描いた1960年作の古い絵(展示会初公開)も展示致します。是非まじかで、じっくりご覧ください。
もちろん会場ではすごろく遊びもできるほか、楽しい企画や、どこよりも早く「だるまちゃん」新作3作品について編集者が語るイベントもあります。詳しくは教文館ナルニア国のサイトで。
http://www.kyobunkwan.co.jp/narnia/na_event