2019年9月9日 毎日新聞 「見上げてごらん」:カイロで『ピラミッド』の本

見上げてごらん:日本を好きな理由=永山悦子 -
取材で訪れたカイロで新聞記者が出会った人は。。。かこさとしの『ピラミッド』(1990年偕成社)にまつわる記事です。是非、以下でお読みください。
取材で訪れたカイロで新聞記者が出会った人は。。。かこさとしの『ピラミッド』(1990年偕成社)にまつわる記事です。是非、以下でお読みください。
科学絵本『かわ』が「こどものとも」の1冊として福音館書店より出版されたのは1962年のことでした。2016年、この科学絵本が絵巻じたてになって刊行されました。
川の流れとともに電気の流れ、流域の人々の暮らしが細かく描きこまれ年齢問わず引き込まれます。
産経新聞【親子でわくわく かがく絵本】で紹介されました。以下でお読みいただけます。
かごしまメルヘン館での「かこさとしの世界展」が終わり、2019年夏の展示会は各地で盛況のうちに終了しました。
秋の巡回展・京都大丸ミュージアムは10月30日から11月18日、錦秋の頃です。お待ちいただく間に是非ご覧いただきたいのが巡回展公式図録『かこさとしの世界』(2019年平凡社)。全国の書店で販売しています。
2019年9月24日号『婦人公論』の書評では「子どもが主役」と考えつづた稀有な知性と紹介、「独立した単行本としても読みごたえのあるものに仕上がっている」と評されています。芸術の秋、読書の秋のお供にしていただければ嬉しいです。
以下でどうぞ。
秋の夜長、「グイグイ読めて眠れない!」本を紹介するコーナーで『よわいかみ つよいかたち』(1968年童心社)を取り上げています。小学校低学年でも読めるやさしいながらも深い科学絵本で読んでいると、自分でも実験してみたくなります。
あとがきをお読みください。
(引用はじめ)
この本をつくろうと思い立ったわたしの当時のメモによると、次の四点を柱と考えました。
① 容易に細工ができる紙と、それが作る形という、身近なものを対象、題材とすること。
②まったく同じ物質材料が、そのおかれた状態、周囲との関係によって、異なった性質、機能に転化すること。
③表面ではなく、うちにかくされているみえない作用、すなわち、力学など抽象的な姿の片鱗を示すこと。
④手や目をつかい、たしかめるという実験と、その利用実用面を結びつけること。
幸い多くの反響を得ましたが、中には中・高校の理科教材上のご意見や感想、専門的な構造力学の質問などがあり、その都度お答えしてきたものの、それらはいずれも、上記四点以外の事項に関するもので、したがって幼児がたのしみに読んでくださるこの本には、いささか過ぎた荷重と思います。そうした要望には教科書や授業実践など、別途の方法を活用展開する必要があろうと思います。貯金ばこも限界性を示す伏線であることをお忘れなくご利用ください。
かこ・さとし
(引用おわり)
1986年に同名で刊行されていたこの絵本。『こまったこぐま こまったこりす』(白泉社)につづくファンタジー作品を是非、お読み下さい。クリスマスが一層待ち通しくなること間違いなしです。
あとがきをどうぞ。
(引用はじめ)
キリスト教徒の少ない日本の子でも、クリスマスはとても待ち遠しい日となっています。特にそれはサンタの存在によって、鮮やかに、そして、快く印象付けられています。しかも、そのことが地球の北の冬、氷雪や厳しい寒さと強く結びついています。それゆえでしょうか、全世界からサンタ宛の手紙に、北欧フィンランドの郵便局が返事を送り続けて子供たちの夢にこたえています。
もちろん、夏である南半球の子供たちも、サンタの来訪を待ちわびています。何世紀も前から伝えられているように、たった一日で地球のすみずみの各家庭を、いっせいに訪れることができる不思議なサンタの謎と、その秘密の全部をすっかり明らかにしたのが、この本です。どうぞ、まだ知らない子どもさんがいたら、そっとこの本をわたしてあげてください。
かこ さとし
(引用おわり)
本文は縦書きです。
聞いている人も話している人も幸せな気分になる、という読み聞かせを体験した中学生の感想から、絵本に込めたかこさとしの思いが伝わる、かごしまメルヘン館で開催中の展示会を紹介。
また、2019年8月30日読売新聞・鹿児島西部版朝刊にも「かこさとしさん回顧展 鹿児島 複製原画など93点」と題し、写真とともに会場の様子を伝える。
「だるまちゃん」シリーズや「からすのパンやさん」はじめ、科学絵本や鹿児島にちなんだ画もあり盛況。会期は9月16日まで。
8月28日にご来場者1万人となりました。以下でご覧ください。
2019年9月3日の南日本新聞でも報じられました。
来週からは、お土産用のだるまちゃん、からすのおとうさん、おかあさんのフィギュアも登場する予定です。ご期待ください。
「本とわたし」コーナー、東京理科大栄誉教授・藤嶋昭先生による推薦。先生が感銘を受け、年に70回もおこなうという小中学生むけの出前授業で必ず取り上げる『ピラミッド その歴史と科学』(1990年偕成社)で、基礎の大切さをを学んだと紹介。
研究者で「良い成果をあげるには幅広い教養と発想するセンスが必要」で、それを磨く簡単な方法は感動する良い本を読むこと、と話されています。
『太陽と光しょくばいものがたり』(偕成社)の共著者でもあり晩年深交のあった藤嶋昭先生ならではのコメントとともに、かこさとし絵本3冊が紹介されています。以下でどうぞ。
8月28日(水)午後6時10分から NHK総合1 ニュースザウルスふくい内「ほったび」で、越前市ふるさと絵本館と武生中央公園が紹介される予定です。
全国版ではなく北陸エリアでの放映となり放送日程は変更される場合もあります。
越前市武生中央公園のランドマークといえば、越前市文化センターの壁画に描かれた「越前山歌」。越前市武生中央公園だるまちゃん広場から目の前にこの壁画を見ることができ、公園から見て右側の日野山、左側の村国山を借景にそれぞれの山にむかって行進する「だるまちゃん」と「だるまちゃん」シリーズに登場するキャラクターが描かれています。
2019年8月12日福井新聞 「福井モノ語り」で、この壁画が紹介されました。
当初、この壁画には2006年、合併により越前市が誕生した記念にかこさとしがこの公園に隣接する中央図書館に寄贈した絵画「未来への行進」(下)を考えていましたが、中央公園から見える日野山、村国山の位置関係を確認した、かこさとしがこの壁面の大きさと位置関係に合わせて2017年に描き下ろしました。
ふるさと絵本館の谷出館長は、「故郷を愛する加古さんらしい」「子どもの目線を大事にする心が詰まっている」と語ります。番組ではふるさと絵本館の様子も伝える予定です。北陸エリアの皆様、是非ご覧ください。
下は、絵本館で読み聞かせに使われている紙芝居と絵本の例。『6がつ6ちゃんはっはっは』(童心社)と『あかいありとくろいあり』(偕成社)