2019

「第12回MOE 絵本屋さん大賞2019」

2018年11月からの1年間に出版された新刊を対象に書店員さんが選ぶ 「第12回モエ絵本大賞2019」の6位に『みずとはなんじゃ?』(2018年小峰書店)が選ばれました。

この科学絵本は、かこさとし作ですが、体力が衰え鈴木まもるさんに絵を描いていただき完成しました。その制作風景や打ち合わせの模様が、最近DVDでも発売されたNHKテレビ「プロフェッショナル」で伝えられ大きな話題となった作品です。

目の前のコップ1杯の水からはじまり地球全体を見通す展開は、ほのぼのとした画面、やさしいことばでありながら小さなお子さんから大人まで考えをめぐらせていただける内容となっています。

詳しくは12月28日発売のMOE2月号に掲載されますが、速報は以下でご覧ください。

モエ

2019この3冊

磯田道史氏の選による「2019この3冊」に『新版 科学の目』(2019年童心社)が取り上げられました。

『科学者の目』は1974年にハードカバーで刊行された後、しばらくは文庫での出版が続きましたが、2019年装い新たに巻末の「科学・技術史略年表」も補い新版として刊行されたものです。

「真の科学者とはどうあるべきか」という問いに対するかこさとしの見識は今の時代の私たちに大切なことを伝えています。

TOKYO FM 「よ・み・き・か・せ 」

いよいよクリスマス。サンタクロースがいるのか、いないのか?
そんな疑問にこたえてくれるこの絵本がラジオ 東京FMで2回にわけて朗読されます。
放送時間は
2019年12月24・25日14:30頃からです。
詳しいことは以下でどうぞ。

サン・サン・サンタ

2019年末までは全国どこでもradicoでお聞きいただけます。
以下からどうぞ。

ラジコ

また、kodomoe【今日の絵本だより 第95回】でも紹介されています。
見て、読んで、聴いて『サン・サン・サンタひみつきち』をお楽しみください。
メリークリスマス!

Kodomoeは以下でどうぞ。

サンサンサンタ

2019年12月23日には西日本新聞でも紹介されました。
以下でご覧になれます

西日本新聞

「かこさとし最期のメッセージ 未来を生きるこどもたち大人たちへ」

いつもの日曜美術館とは少し違う構成ながら大好評だった「かこさとし最期のメッセージ 未来を生きる子どもたち大人たちへ」がアンコール放送されます。この番組で初公開となった貴重なかこのインタビュー映像と専門家のコメントをお見逃しなく。
放送日は
12月22日(日)午前9:00〜9:45
12月29日(日)午後8:00〜8:45

番組情報は以下でどうぞ。

日曜美術館

東京すくすく

出版情報やクリスマスの絵本として当サイトでもご紹介している、2019年待望の復刊となった『サン・サン・サンタ ひみつきち』(白泉社)が紹介されています。

かこさとしが語るサンタクロースのひみつは、ファンタジーであり現実的なのです。大人だって食い入るように絵を見てしまうはずです。なぜって?! それは見てのお楽しみです。メリークリスマス!

記事は以下でどうぞ。

サン・サン・サンタ ひみつきち

2019年も残すところ3週間足らずとなり、今年の様々なランキングが発表されています。
雑誌「ダ・ヴィンチ」の特集、BOOK OF THE YEAR 2019のアート・写真集トップ10に6位として、全国巡回展の公式図録『かこさとしの世界』(2019年平凡社)があげられています。

アートの分野でのランキングに、かこさとしだったら、照れ笑いで「まいっなぁ」と言いそうです。全国巡回展はまだまだ続きますが、この図録のみでも、かこさとしを知っていただける充実した内容です。展示会場のみならず全国の書店でも販売中。2020年の展示会については新年早々にご案内いたします。ご期待ください。

アート悶々2 彫刻って?

『すばらしい彫刻』は『うつくしい絵』(1974年偕成社)に続く姉妹編で、芸術作品を見る時にどうやってどのように見れば良いのかをわかりやすく語りかけています。
詳しくは、当サイトの[作品によせて](2018年11月20日)ーかこさとしと「すばらしい彫刻」との出会いーをご覧ください。

表紙(上)にあるミロのビーナスは、かこにとって様々な思い出のある彫刻で全国巡回展の公式図録『かこさとしの世界』(2019年平凡社)にも解説があります。

彫刻とはいったい何なのかと問いかける記事が掲載され、その答えと『すばらしい彫刻』は関係があるようです。以下をお読みください。

すばらしい彫刻

上は、『すばらしい彫刻』裏表紙

科学をもっとおもしろく

開け!科学の扉⑧

特別企画:かこさとしさんのセツルメント活動に見る科学普及の原点

科学の感動をこどもたちに届けられるようにと東京応化科学技術振興財団の助成によって刊行されているシリーズの第8巻。かこさとしが社会人になったばかりの若い頃から20年間取り組んだ川崎セツルメントのボランティア活動を紹介。こどもたちの自主性、創造力を養い、賢く健やかに育って欲しいという願うその精神は、この本に登場する、科学の魅力を伝えようと各地で活動を続ける様々な取り組みに通じるものがあります。

かこさとしがこどもたちに見せていた紙芝居はのちに絵本『あかいありとくろいあり』(上)『わっしょい わっしょいぶんぶんぶん』(下・いずれも1973年偕成社)として出版され現在でも読まれていますが、その元になった絵や写真も掲載しています。

また、『太陽と光しょくばいものがたり』(2010年偕成社・下)の共著者でもあり親交のあった藤嶋昭先生の言葉や日本科学未来館の紹介もあります。