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新暮らし歳時記 〜6月あれこれ〜

6月6日、というと「雨ザーザー降ってきて」という言葉が続く絵描き遊びを思い出される方もあるでしょう。実はこのコックさん、様々なパターンがあるのです。

『伝承遊び考1 絵かき遊び考』(2006年小峰書店)には【6月6日は何の日か?】という小見出しで、は52通りのコックさんが列挙され、6月6日に続く言葉にも数多くのバリエーションがあることを紹介しています。その考察は深く、かこならではの分析が繰り広げられます。

この本は597ページに及ぶ大著で、全国にわたって調査されたその集積は小学生でも楽しく読めると同時に大人が遊びやこどもを考えるときに、見落としてはならない示唆に富む鋭い指摘がちりばめられています。このシリーズ4巻の刊行に対し菊池寛賞を受賞した経緯のある稀有な著作を是非一度手に取ってお読みください。

新聞の記事【6月6日 コックさん】は以下でどうぞ。

6月6日 コックさん

みんなこどもから教わった

わっしょいのおどり 共生共苦共楽を表現

愛媛県歴史文化博物館で開催中の「かこさとし絵本展」の見どころをシリーズで学芸員さんの解説で紹介する。

第1回目は、かこのこども時代からデビュー前の活動を伝える。

デビューのきっかけとなった絵、通称「わっしょいのおどり」の写真も掲載。この絵をモチーフにした『わっしょいわっしょいぶんぶんぶん』(1973年偕成社)の表紙(上)や裏表紙(下)には、かこのサイン、「さ」の文字が背にある人や、本人らしき姿が見受けられる。

【この本と出会った】

1983年に刊行され、2016年“18歳初選挙”の年にSNS、マスコミで反響と呼び緊急復刊されました。帯には、あとがきから次のような言葉が引用がされています。
(引用はじめ)
この本は、最も大切な「民主主義の真髄」をとりもどしたいという願いで書いたものです。「民主主義のヌケガラ」と後世から笑われないために、私たち自身が反省したいと思っています。かこさとし
(引用おわり)
以下で記事をお読みください。

こどものとうひょう おとなのせんきょ

愛媛県歴史文化博物館で開催中の「かこさとし絵本展」の見どころを紹介。

かこは高校1年生の時、愛媛県出身の俳人・中村草田男先生に教えていただき、大きな影響を受けました。草田男先生のご郷里で開催中の展示会、是非お近くの皆様のご来場をお待ちしています。

番組は以下でご覧いただけます。

NHK松山

展示会に関しては以下をご覧ください。

かこさとしの絵本展

虫歯の日

6月4日は「虫歯の日」ということで、かこの『はははのはなし』(1970年福音館書店)を下野新聞【雷鳴抄】でふれている。

虫歯に関しての本は、他に『むしばミュータンスのぼうけん』(1976年童心社)や「かこさとし むしばのほん」3冊シリーズ(2010年フレーベル館)がある。
また、「あとがきから」でご紹介している『こどもの行事 しぜんと生活 6月のまき』(2012年小峰書店)でも取り上げている。
記事は以下で。

虫歯の日

読売KODOMO新聞「本屋さんイチオシの100冊」

高学年向けに『科学者の目』があげられています。
中学校入試問題や学力テストなどにも頻繁と使われる本書ですが、この本に登場する41人の古今東西の科学者とそれを取り上げた、かこさとしの「科学者の目」のどこが素晴らしかったのかを是非知っていただきたい作品です。新しい生活様式が求めらている現在、大人にもこどもにもヒントになる言葉が見つかるかもしれません。

以下のサイト、③小学校高学年向け をご覧ください。

科学者の目

朝日デジタル「」オトナになった女子たちへ

「タヌキモ」というのは、淡水に生える食虫植物です。
前扉にはこうあります。

「たんぼでつかまえたメダカと水草を金魚ばちでかっていたぼくは、ある日、ふと気がついた。 メダカの数がへってる!?」
かこさとしの少年時代の出来事から始まるこの物語は、実話です。

この本に登場するエイさんについては小学生時代の思い出をつづった『過去六年間を顧みて』(2018年偕成社・下)にも一緒に魚釣りに行く話がでてきます。

「きみはタヌキモをしっているか』の問いに対する皆さんの答えはいかがですか。以下のようなご紹介があります。

タヌキモ

涼しげ、うちわ作り始まる 福井・越前和紙の産地

どこかで見たことがあるような。。。そうです。「てんぐちゃん」のうちわを見た「だるまちゃん」がうちわを探す場面。たくさん並んだなかにあります。もうすぐうちわの季節ですね。以下でご覧ください。

越前和紙のうちわ