『せかいあちこち ちきゅうたんけん』(2005年 農文協)
夏休みですから、思い切って世界旅行をしましょう。観光ではなく、探検ですが心配はいりません。しかも用意するのは一冊の本で大丈夫です。『せかいあちこち ちきゅうたんけん』、見返しには世界各地の生き物が描かれています。全部の名前がわかりますか。
次のような著者の言葉から始まります。本文は、分かち書きで漢字にはふりがながあります。
(引用はじめ)
この 地球には おおきな りくちが
いくつも ちらばって あります。
そこには けわしいやまや ひろい へいやが
あったり します。
その やまや のはらの ようすは
どのように なって いるのか
この ほんで しらべてみましょう。
そこから どのような ことが地球で おこって きたのか、
おこって いるのかを さぐって ゆきましょう。
*この ほんでは、たいりくの ようすを あらわすため
ひょうしに かいた ような ちずを つかいました。
3かん などで つかった ちずと すこし ちがって いるので
ごちゅうい ください。
*とくに ほうがくを しめしていないとき、
ちずはうえのほうが きた、したのほうがみなみ、
むかってみぎのほうが ひがし、
むかって ひだりのほうが にしとなります。
ちきゅうの おおきな りくちを たいりくと よびます。
これから みんなでたいりくのたんけんにさっそくでかけます。
(引用おわり)
こうして、地図の番号順に6大陸を巡り、あとがきには5000万年後の世界地図が描かれているのです。あとがきをご紹介します。
あとがき
世界には、美しい景色やめずらしいようすのところが、たくさんあります。こうした風景を訪ね、たのしむのは、とてもよいことです。
そこで、この本は、いろいろなところの山や平野のようすをさぐりながら、それらがバラバラではなく、ほんとうはたがいにつながって、動いたりぶつかりあってきた、長い地球の変化を知っていただきたいとねがってつくりました。