『ひをふくやま マグマのばくはつ』(2005年農文協)
投稿日時 2020/07/16
かこさとし 自然のしくみ 地球のちから えほん第7巻
日本各地の火山噴火に警戒が必要とされています。
日本、そして世界にある火山を例に、小さなお子さんにも知ってもらえるようにかかれたこのシリーズのまえがきとあとがきをご紹介します。
まえがき
(引用はじめ)
自然をまもろう
地球を たいせつに しようと いわれます。
ところが その 自然や 地球は
ときに ものすごい ちからや
おもいがけない できごとを おこします。
なかでも あかい ひを はき、
そらたかく とけた いわや けむりを ふきあげるなど
かざんは おそろしい うごきを します。
その かざんが たくさん あるのが にっぽんです。
その にっぽんに すむ わたしたちは
どうくらしたら いいのか、どうしたら よいかを
ちいさい どくしゃの ために かいたのが このほんです。
(引用 おわり)
下は日本の海にできた火山についての場面。明神礁(左)や西之島新島(右)が描かれ、地図には諏訪之瀬島もあります。
あとがき
(引用はじめ)
大爆発など、被害が出たりすると、火山がなければよいと考えますが、46億年前、うまれて間もない地球は、マグマの海であったといいます。
一方、月にはわずかに火山活動の跡が見られるものの、現在は全く火山が見られないように、地球も46億年間で、マグマの活動が衰えていることを示しています。したがって火山があるのは、まだ地球が若く、活力があると言うことなので、地球上の生物として、今のうちに火山から元気をいっぱい、いただくことにいたしましょう。
(引用 おわり)
(まえがき、あとがき、いずれにも漢字には、ふりがながあります)