編集室より

加古里子(かこさとし)

投稿日時 2022/09/17

かこさとしは中学生の頃からすでに俳句や短歌をつくっていたようです。『かこさとし 子どもたちに伝えたかったこと』(2022年平凡社)のコラム「15歳の短歌」では秋の景色を見事に詠んだ歌を掲載しています。

伝記『かこさとし 遊びと絵本で子どもの未来を』(2021年あかね書房)の著者でもある鈴木愛一郎による解説には「15歳の少年の季節感と文学的センスに驚かされると同時に、長らく未発表であったが昨年出版された『秋』(2021年講談社)という作品に描かれた題材が登場する点にも注目したい。」とあります。

高校の時に俳人の中村草田男先生に国語を教わったこともあり、本名の哲(さとし)から里子という俳号を自分で作り、これがのちのペンネームになりました。

手書きで、自ら美しく綴じた詩歌集や「眼鏡男の句」と書かれた古いノートが残されています。

ところで、この度開設した公式Twitter、皆様のおメガネにかなうよう発信して参りますのでお楽しみください。