絵本館情報

明日9月9日は重陽の節句。
『こどもの行事 しぜんと生活』(2012年小峰書店)には、中国で不老長寿を願い「菊の節句」といわれることや、それが平安時代に日本に伝わり無病息災、不老長寿を願うようになった経緯がわかりやすく解説されています。そして江戸時代になると、菊の花を育てるならわしが広まったとあります。

かこさとしが生まれ育った福井県越前市武生(たけふ)は菊人形作りが盛んで菊人形展も今年で70年を迎えます。コロナ禍にあって、先人の思いと一層重なる今年の重陽の節句です。

2021年9月8日の大阪日日新聞[潮騒]では、「たけふ菊人形」と絵本館のことが紹介されています。以下でどうぞ。

大阪日日新聞 たけふ菊人形と絵本館

秋のテーマは水。科学絵本、自然のしくみ地球のちからえほんシリーズ2『かわはながれる かわははこぶ』(2005年農文協)の初公開の絵が多く並びます。同シリーズ3『うみはおおきいうみはすごい』の爽やかな画面も是非ご覧いただきたいものです。

『クラゲのふしぎびっくりばなし』(2000年小峰書店)の美しい海中の様子もあれば、昔話『あわびとりのおさとちゃん』(2014年復刊ドットコム)の海は恵をもたらすと同時に恐ろしい悲劇の舞台でもあります。

『みずとはなんじゃ?』の下書きや、「みずあそび」と題する幼稚園向け雑誌なども展示、福井県の美味しい水をだるまちゃんが紹介してくれるコーナーもあって、さまざまな角度から水に迫る展示をお楽しみいただけます。2021年11月23日(火)までです。

入場制限緩和

コロナ感染拡大防止のための入場制限期間中はご理解いただき誠にありがとうございました。

この制限が2021年9月13日より緩和されました。ただし、長時間にわたるご入館はご遠慮いただきますよう、引き続きご協力よろしくお願い申し上げます。これに伴いイベント等も順次再開の予定です。

越前市ふるさと絵本館の展示替えは従来通り年四回ですが、2021年春より、一冊の本の絵を全点展示するのではなく、テーマに沿った絵を複数の本から選び展示する方法になります。

春の展示テーマは山。
山といえば日本人にとってまず思い浮かぶのは富士山、というわけで『富士山だいばくはつ』(1999年小峰書店)や富士山を含め日本に多くある火山に注目した『ひをふくやま マグマのばくはつ』(2005年農文協)。そして、2021年3月11日の日経DUALでもご紹介いただいた、小さいお子さんに楽しんでいただける山登りのお話『あかいありのぼうけんえんそく』(2014年偕成社)を軸に展示します。そのほとんどがこれまでに展示されたことがないものです。

武生駅前の「てんぐちゃん広場」で人気のお子様用ボルダリングの壁面に使われている『せかいあちこち ちきゅうたんけん』(2005年農文協)の絵もありますし、もちろん定番作品や季節に合わせた絵もあります。どうぞゆっくりご覧ください。

尚、展示替えのため3月23日〜25日は臨時休館となります。初公開『ゆきのひのおはなし』(1997年小峰書店)の展示は3月22日までです。

尚、令和3年度の絵本館の行事予定がわかるカラフルなカレンダー(裏面にはお子さん向けの楽しいものがあります)は以下でご覧いただけます。

越前市ふるさと絵本館 カレンダー

越前市ふるさと絵本館

北国では雪がふりはじめています。ふるさと絵本館のある越前市もかつてほどではありませんが、雪の多い地域です。そこに生まれ7年間過ごした、かこはたくさんの雪にまつわる思い出がありました。

吹雪の恐ろしさ、雪が降りやみ新雪で遊ぶ楽しさ、そんな思い出が画面からにじみでるような『ゆきのひ』(1966年福音館書店)など雪を描いた作品の展示が11月27日(金)から始まります。

初公開となる『ゆきのひのおはなし』は表紙、本文、見返しにいたる全ての絵をご覧いただけます。見ているだけで楽しく、雪遊びをしたくなること間違いなしの、かわいい絵本です。

年内は『サン・サン・サンタ ひみつきち』(2019年白泉社)のサンタの場面も展示、2021年には一部展示を入れ替えて、『過去六年間を顧みて』(2018年3月)の雪の絵がある場面が登場します。お楽しみください。

尚、11月24〜26日までは展示替えのため臨時休館、年末年始は休館となります。

福井県のおすすめ情報

福井県越前市

かこさとしのふるさと福井県越前市には、絵本の世界が味わえる遊具や仕掛けがこれでもかというほどたくさんある武生中央公園(かこさとし監修)、絵本館の他、ゆかりのある場所が目白押しです。
「だるまちゃん」や「からすのパンやさん」のラッピングバスも走っています。

こんな状況で、今はお出かけはちょっとという方は、ウェブサイトで下見。いつの日にか是非ご自分の目でお確かめください。かこが幼い日に見たと同じ山々を眺め、澄んだ空気を満喫して存分にお楽しみいただけるはずです。

尚、2020年10月9日(金)〜11月8日(日)まで、武生中央公園では「たけふ菊人形」が展示されます。(無料・マスクをしてご来場ください。)

上の絵は『こどもの行事 自然と生活9がつのまき』(2012年小峰書店)裏表紙です。
散策のご案内は以下でどうぞ。

かこさとしのふるさと散策

越前市ふるさと絵本館、秋の展示『どろぼうがっこう』(1973年偕成社)が9月4日から始まります。(9月1日は火曜で休館日、2・3日は展示替えのため臨時休館)

衝撃の続編『どろぼうがっこう ぜんいんだつごく』と『どろぼうがっこう だいうんどうかい』(いずれも2013年偕成社)も初公開のものを含め少数枚ですが展示致しますのでご期待ください。

2020年9月9日の福井新聞朝刊で、「名場面の味」と紹介されました。

『どろぼうがっこう』の原作は、かこがセツルメント活動をしながら学位論文を書くという猛烈な忙しさの中、論文のための下書きコピー(当時は青やきといって青っぽく文字が複写された)の表に墨色一色で走り書きのようにして描いたものでしたが、これが大変好評だったのです。

絵本として出版されることになり、第一場面のフクロウが語るシーンをつけ加えました。実験データの化学式の上に描いた原作のなごりで、文字のコラージュを背景に使用、続編でもその流れが見てとれます。

『どろぼうがっこう』のかわいい生徒たちとクマサカ先生をゆっくりご覧ください。11月23日(月)までです。

2020年10月11日、福井新聞オンラインの記事は以下でどうぞ。

どろぼうがっこう

福井県越前市ふるさと絵本館

福井県越前市ふるさと絵本館は、6月24・25日は展示替えのため臨時休館、26日より新たに『ダンスをする魚のなぜなぜなぜ』(2000年小峰書店)の複製画を全点展示いたします。

ダンスをする魚とは、「日本の北の地方でトゲッチョとかハリウオとよんでいる」イトヨのという小さな魚のことです。鋭いトゲのあるこの魚の習性を紹介しながら生き物が命をつないできた長い歴史とその意味を考えるきっかけになる科学絵本です。

環境の著しい変化でこの本の扉で紹介している全国、全世界にすんでいるこの魚たちの分布が狭くなっていないことを願ってやみません。

この展示に関しては以下に情報があります。

越前市絵本館

絵本館の年間予定は以下でご覧ください。

絵本館カレンダー

新型コロナウイルス感染防止のため臨時休館していました福井県越前市ふるさと絵本館は5月21日から再開されました。

2階では、『だるまちゃんととらのこちゃん』(1984年福音館書店)の複製原画を全点展示しています。これに合わせて、絵の具・顔料の違いによって絵がどのような表現になるのかを比べてご覧いただける展示もあります。

越前市ふるさと絵本館に関しては3月16日に出版された『全国 大人になってもゆきたい 私の絵本めぐり』(下・2020年株式会社GB)にも紹介されています。