絵本館情報

かこさとしの故郷福井県越前市ではコウノトリのひながこの春に誕生しました。ちょうど、かこさとしの訃報が全国に伝わったのと同じ時期で地元の皆様はこのニュースをかこさとしと結びつけて一層感慨深く受けとられたそうです。

まるで『コウノトリのコウちゃん』(2017年小峰書店)の絵本のように、ひなは大きく育ち、今では三羽が親鳥と同じくらいの大きさに成長しているそうです。

ふるさと絵本館では2018年9月2日まで、この絵本の複製原画を全点展示。合わせて、すくすく育っているコウノトリの様子もお知らせしています。越前市に行かれたら、武生中央公園「だるまちゃん広場」の隣にある「コウノトリ広場」にも是非お出かけ下さい。

かこさとしの生まれ故郷、福井県越前市にある、ふるさと絵本館は2013年4月26日に開館し、本日20万人めのご来館者をお迎えしました。記念品を越前市長より受け取ったのは、地元の男の子とおじいさま。この日は鯖江市や京都からお越しの9組のお客様にも記念品が手渡されました。

『からすのパンやさん』の展示が始まった福井県越前市ふるさと絵本館には大勢のみなさまがお越しくださっていますが、2018年3月26日には2013年4月26日の開館から19万人目に当たるご家族が神奈川県から来られました。武生中央公園「だるまちゃん広場」もあわせて楽しまれたそうです。
谷出館長から記念品を贈呈(下の写真)しました。

2018年4月26日で開館5周年を迎える福井県越前市ふるさと絵本館では、3月21日から春の展示に模様替えし『からすのパンやさん』の全場面の複製原画を展示します。表紙や裏表紙の絵も合わせてご覧いただけます。

すっかり雪も消え、絵本館からすぐの武生中央公園だるまちゃん広場では、からすのパンやさんをイメージした大型遊具で大勢のお子さんたちが遊んでいます。

開館記念日やゴールデンウィークには『からすのパンやさん』にちなんだストーリーオリエンテーリングや工作など絵本館ならではのイベントがたくさん。是非お出かけください。

2013年4月26日に開館した越前市ふるさと絵本館に本日18万人目のご来館者さんをお迎えしました。三重県 からいらしたご家族で館長より記念品の「からすのパンやさん一家ファミリーカレンダー」を受け取られ大変喜んでいらっしゃいました。この日は京都など市外からのご来館が多くありました。遠くからのご来館ありがとうございました。

現在絵本館では『だるまちゃんとうさぎちゃん』のほぼ全画面をご覧いただけます。他にも展示替えをしたばかりですので是非お出かけ下さい。

お待ちかね『だるまちゃんとうさぎちゃん』の展示が越前市ふるさと絵本館で始まりました。雪国育ちの著者ならではの雪を楽しむ『だるまちゃんとうさぎちゃん』の世界をお楽しみ下さい。

(著者による出版当時の解説はこのウェブサイト「作品によせて」(2017年10月23日)に掲載しております。)

また、絵本館では第40回巌谷小波文芸賞受賞に関してのかこさとしのコメントや新聞記事、共著者で本年、文化勲章受章の藤嶋昭博士の色紙なども展示しています。

だるまちゃん50周年をお祝いしましょう

だるまちゃん音頭を踊って、おみこしをかついで、お祭りのようなイベントを開催します。お近くの方は是非ご参加下さい。詳しくは以下のおでかけ福井(福井県広報ページ)をご覧下さい。

http://www2.pref.fukui.jp/event/view.php?event_cod=2F7d2c15054567430b&ctg_cod=ctg1100&year=2017&month=10

2013年4月26日に開館のふるさと絵本館にご来館の皆様が、17万人となりました。ちょうど17万人目となったのは富山県からお越しのご家族。三人のお子さんたちと展示や絵本を楽しまれました。この日は山形県や東京からお越しの皆様が続々ご来館され、加古総合研究所・鈴木万里より記念品をお渡ししました。

いよいよ食欲の秋。美味しい食べ物は、体の中で一体どうなるのでしょうか?
小さいお子さんのそんな疑問に応えるべく、理解できるように楽しい絵と平易な言葉でわかりやすく説明する絵本『たべもののたび』(1976年 童心社)の全ページが揃って越前市ふるさと越絵本館で展示されます。

(尚、展示入れ替え作業のため、絵本館は8月29・30・31日は休館となります。)

下は前扉。硬券の切符が描かれています。

あとがきをご紹介しましょう。
(引用はじめ)
私は、ちいさいとき「どうして、おしっこやうんこは、きたないの。」と親に質問して、なんていやな子だろうと思われたことがあります。おいしいきれいな食事をたべたのに、ただ、からだの中を通過しただけで、それが世にも最悪最醜となるのが、どうもふしぎにおもえたのですが、とてもそんな心情など説明できませんでした。

後年、専門医から健康者の小水ほど無菌で清浄なものはないと聞いて、安心したものです。

この本は、そうした幼い頃のいやな子の思い出にこたえるためと、公害列島汚染衛星といわれる現在、どうしたら、子どもをまもり育てられるだろうかを考えて、かいたものです。

摂取した食物の栄養物や水分は、血管を通じて体内に吸収、処理されるのですが、子どもたちの理解のために簡明にしてあります。必要ならご指導される際、補足してください。
(引用おわり)

あとがきにもあるように、この本が書かれた今から41年前 、日本は公害が社会問題となっていました。川、海の汚染、排気ガスや煤煙など空気の汚染の問題が連日マスコミで大きく取り上げれていました。

40年経た今日きれいな川に魚が戻ったという嬉しいニュースがある反面、空気、土壌、海の複合汚染や放射能という新たな問題を抱えている現状に著者の思いは、いかばかりでしょうか。