メディア情報
読書の種をまき続ける科学者 藤嶋昭さん
『太陽と光しょくばいものがたり』(2010年偕成社)の共著者、藤嶋昭先生が読書の大切さを語る記事で、先生が講演で必ず説明される『ピラミッド』(1990年偕成社)や『万里の長城』(2011年福音館書店)、『せかいあちこちちきゅうたんけん』(2005年農文協)が先生とともに写真におさまっています。
『せかいあちこちちきゅうたんけん』のアンデスの山々の絵は福井県越前市の屋内施設「てんぐちゃんひろば」(下)のボルダリングに使われていて、お子さんたちに大人気となっています。
「だるまちゃんかれんだー」初登場!
読売新聞で10月に紹介されたのが、今年初めて発売されたこの卓上タイプのカレンダー。左にはだるまちゃんがいますが、よーくみると右にも何か⋯てんぐちゃんが隠れています。だるまちゃんかてんぐちゃんが顔を出すと、もう一人は隠れてしまう、かくれんぼの仕掛けになっています。
ハガキ大で月毎にめくると、各月の行事について『かこさとしこどもの行事しぜんと生活』全12巻(2012年小峰書店)から選り抜いた解説が読めるのが特徴です。行事の詳しい由来や本来の意味がわかり生活の中で先人たちが得た知恵や思いを知ることができます。
おなじみの「からすのパンやさんファミリーカレンダー」も出番を待っています。『からすのパンやさん』の名場面やシリーズの美味しそうなものが並ぶ絵は毎年好評です。こちらも月ごとで、五人分の予定を書き込めるので掲示板のように使うことができます。ペットの予定を入れたり、ご自分一人で時間帯に分けて書き入れる方もいらっしゃいます。
なんと、この2種類のカレンダーをセットでプレゼント、というのが2020年12月3日発売のモエ2021年1月号です。来年が皆さまにとって良い年になりますように!
福井県越前市の武生中央公園がライトアップされています。これまで以上にたくさんの灯りと手作りオーナメントが輝いています。お近くの方は是非お出かけください。
ライトアップ
盛岡市民文化ホール
2020年9月27日の岩手日報でもご案内が報じられましたが、2020年12月12日より2021年1月31日まで、盛岡市民文化ホールにて「かこさとしの世界」展が開催されます。
本年2月末に東京都八王子市夢美術館での展示会がコロナ禍により開催中にやむなく中止となり、その後の巡回が中止となっておりましたが、盛岡にて全国巡回展が再開となります。
これまでと同様、開催地にちなんだ特別展示の絵があります。地域の歴史、文化に関係するもの、かこが中学生時代に愛読していた宮沢賢治の故郷でもあり、初出のものやこれから出版されるものもご紹介いたします。ご期待ください。
以下にご案内があります
岩手日報
モエ
めんこいテレビ
2020年秋 第167号
東京子ども図書館の季刊誌「こどもとしょかん」2020年秋167号の〈この人、この本〉コーナーで筆者の思い出の本を紹介させていただきました。
子どもモデルとして写真に登場した『日本伝承の遊び読本』(1967年福音館書店)とその平成版ともいえる『だるまちゃんと楽しむ日本のこどもの遊び読本』(2016年福音館書店)にまつわる裏話など、お読み頂けたら幸いです。
県立図書館のドンどん読書 週刊ぺーぱくん第433号
生前に出版のご依頼があり、かこさとしの没後に出版された詩集『ありちゃんあいうえお かこさとしの71音』を紹介。
この本は2部構成で、第1部は50音に濁音などを加えた71音のことば遊び。第2部は、二人の孫にマゴマゴする愛情溢れる眼差しが伝わる12篇の詩。
下は、一部の終わりにある、かこの71音に関してのメモ書き。
この本については、当サイト編集室より「作品によせて」コーナーで2020年5月16日に、「あいうえお・いろは」と題し、詳しくご紹介しています。
記事は以下でどうぞ。
ありちゃんあいうえお
中四国ライブネット(四国放送)
『だるまちゃんとてんぐちゃん』(1967年福音館書店)の一部ですが、ラジオで朗読されます。
【日時】2020年11月1日 18:00〜20:00
【番組】中四国ライブネット「絵本の秘密〜読もう・聞かそう・愛そう〜
詳しくは以下をご覧下さい
朗読
『こまったこぐま こまったこりす』(2017年白泉社)
こんなに沢山の動物が困っています。少しでも自分ができることを誰かにしてあげたら、みんなの困ったが、だんだんに解消するというお話。
動物たちのやさしい心持ちを伝えるような柔らかな絵は、だるまちゃんやからすたちとは違った雰囲気です。そんな絵を見ながら聴いていただけたらと思います。
日時: 2020年年年11月1日(日)9時30分から9時58分
エフエム青森・親子で楽しむ「あいことば」、ラジコでもお聴きいただけます。
福井県のおすすめ情報
福井県越前市
かこさとしのふるさと福井県越前市には、絵本の世界が味わえる遊具や仕掛けがこれでもかというほどたくさんある武生中央公園(かこさとし監修)、絵本館の他、ゆかりのある場所が目白押しです。
「だるまちゃん」や「からすのパンやさん」のラッピングバスも走っています。
こんな状況で、今はお出かけはちょっとという方は、ウェブサイトで下見。いつの日にか是非ご自分の目でお確かめください。かこが幼い日に見たと同じ山々を眺め、澄んだ空気を満喫して存分にお楽しみいただけるはずです。
尚、2020年10月9日(金)〜11月8日(日)まで、武生中央公園では「たけふ菊人形」が展示されます。(無料・マスクをしてご来場ください。)
上の絵は『こどもの行事 自然と生活9がつのまき』(2012年小峰書店)裏表紙です。
散策のご案内は以下でどうぞ。
かこさとしのふるさと散策
「ウエークアップ! プラス」お天気コーナー
ヒガンバナは秋のお彼岸の頃に咲くので、こう呼ばれますが、全国各地に様々な呼び名があります。
『ヒガンバナのひみつ』(1999年小峰書店)の前見返しと後見返しには、なんと608もの呼び名が日本地図とともに列記されています。番組はこの図から引用しました。
本によると石川県や青森県には「ハミズハナミズ」という言い方があり、愛媛県や和歌山県には30以上の呼び名があると書かれています。
このように沢山の呼び名がある理由は、ヒガンバナの秘密と深く関係しています。飢饉というと昔のことと思いがちですが、食料危機は古くて新しい問題です。大人の方も、是非手にとってお読みください。