2016年9月19日 越前市ふるさと絵本館の来館者が12万人に
連休最後の9月19日午前中に絵本館に12万人目となる方が来館されました。大阪からグループでお越しの方でした。続いて来館された9名の皆様と共に谷出千代子館長より記念品が贈呈されました。
以下にも越前市による画像情報があります。
http://www.city.echizen.lg.jp/office/090/050/kakosatosi/otanjoubiibent.html
連休最後の9月19日午前中に絵本館に12万人目となる方が来館されました。大阪からグループでお越しの方でした。続いて来館された9名の皆様と共に谷出千代子館長より記念品が贈呈されました。
以下にも越前市による画像情報があります。
http://www.city.echizen.lg.jp/office/090/050/kakosatosi/otanjoubiibent.html
「大地のめぐみ 土の力大作戦」に続く展示はアフリカ大陸を舞台にたくさんの動物が登場する「サザンちゃんのおともだち」(1973年偕成社)です。
特に最近隠れた人気を得ているこの絵本は、著者がセツルメント活動をしていた30代に創作した作品がもとになっています。日本とは異なる気候帯の大地にすむ少年と動物の楽しい交流、勉強が身につくコツもわかる、ちょっとためになる物語。この本をきっかけにアフリカの大地、人びとの暮らしや歴史そして動植物に目を向けていただければ幸いです。
あとがきを記します。
(引用はじめ)
動物たちと歌とたべものが何らかの形で登場するーーーと、指摘してくださった目ざとい方がおられました。まるで、私の好きなものを見すかされてしまったというところですが、その大好きな動物たちにたくさんでてもらうために、場所をアフリカに求めた作品のひとつが、この「サザンちゃん」のおはなしです。
その頃の私は、若気のせいか、どうもそれまで有色人を題材にして描かれた白人の作品に不満をもち、いわば"アフリカ人によるアフリカ"にとりつかれていました。その私のアフリカ研究(?)時代に、子ども会でつくられたものがこの「サザンちゃん」のおはなしのもとになりました。
このおはなしは、童話や文学ではなくて、どうしても『絵本』でなければなりませんでしたし、その絵もマンガ風や抽象的な描写ではまずいので、できるだけ〈真実性〉を伴うため、このたびはいろいろな本をお借りしたり、図書館に通ったりしてアフリカのようすをしらべました。
とびら絵にかいてある妙な大木は、白人たちが、"上が根っこの木"と名づけたといわれるバオバブというアフリカ特産の木です。その他表紙のうらや、本の中にでてくる動物たちも、ほとんどアフリカ特産のものですので、図鑑などでいろいろとその習性をしらべていただくのもよいかと思います。
(引用終わり)
上は、見開きです。アフリカの大地をイメージした茶色に植物、動物のシルエットがうかんでいますが、原画はどんなものだと思いますか。
ふるさと絵本館では全ページの絵とともに表紙、裏表紙、扉絵、見返しも展示しています。(2016年9月1・2日は展示替えのため休館。毎週火曜日は休館です)
夏休み最初の日曜日となった7月24日午後12時15分頃に絵本館に
11万人目となる方が来館されました。続いて来館された9名の皆様と共に谷出千代子館長さんより記念品が贈呈されました。
かこさとしが化学会社で勤務していた30代の頃に研究していた土壌改良。以来、著者は「迫り来る地球規模の危機と未来の問題に関心をもってほしいとの願い」(あとがきより) からこの問題を追求し、2003年に本作を小峰書店より出版しました。
この問題に警鈴をならすべくユネスコが2015年を国際土壌年と制定しました。
私たち人間をはじめ地球上の生物を支える大地は、かけがえのないものです。土はどこにでもある、というわけではなく豊かな土壌を得るには長大な年月が必要なのです。
かこが模写するミレーの絵を介し、培かわれてきた肥沃な土壌の大切さとその土壌が失われつつあることをこの科学絵本は、わかりやすく説明し大地をよみがえらせる大作戦を、今こそ私たちが展開する必要を訴えています。
「大地のめぐみ 土の力大作戦」(小峰書店)の全場面と表紙の複製原画を越前市かこさとし ふるさと絵本館にて展示しています。
期間:2016年6月30日(木)より8月31日(水)まで
休館日:火曜日