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夏休み真っ只中で、小学生の皆さんは、いかがおすごしでしょうか。遠くにも行けず、大勢で楽しむことも難しい状況ですが、そんな時は「本」でいつもとは違う世界を見ることができます。

2021年8月6日、愛知県で、かこさとしの絵本『からすのやおやさん』(2013年偕成社)を使って経済の基本を学ぶ小学生向けの講座が開かれました。講師は大学で経営学を教える鈴木愛一郎。鈴木によれば、『からすのやおやさん』には、販売に必要な4要素が全て入っている、とのこと。物語にそってお店で売る人の立場になって、場面を解説。参加者はワークシートをうめながら勉強しました。新聞では、会場の様子が参加者の声とともに報じられました。

『からすのパンやさん』のりんごちゃんたちが、どんな工夫をして「やおやさん」を盛り立てていったか、是非本を開きながらご覧ください。

『Chock Full o’Fun』(英語版)『てづくり おもしろおもちゃ』(小学館)

ご覧いただいているのは、かこさとしの絵ですがちょっといつもとは違うような。。。
それもそのはず、この絵は1968年アメリカで出版するために描いたものなのです。今見ると、レトロでもありモダンでもあるような雰囲気。内容も、懐かしいけれど新しい、自分で作るおもちゃの紹介です。シンプルだけれど面白い。工夫次第でアレンジは無限大、まさにこの本は遊びの玉手箱です。

英語版は1968年当時の表現を出来るだけ残しています。日英語版をセットしにて箱(写真右)に入れたものもあります。
本書を片手に、手作りおもちゃで思いきり遊んでください。

情報は以下でどうぞ。

Chock Full o’Fun・てづくり おもしろ おもちゃ

2021年7月16日西日本新聞で紹介されました。以下でどうぞ。

てづくり おもしろ おもちゃ 西日本新聞

また、2021年7月20日愛媛新聞、7月24日毎日小学生新聞でも紹介されました。

2021年8月23日讀賣新聞「本よみうり堂」ミニ情報で紹介

2021年8月31日河北新聞《夕べの図書室》で紹介

2021年9月1日福井新聞「かこさん幻の絵本刊行 手作りおもちゃ紹介 半世紀前に米国で出版」

2021年9月3日琉球新報、12日宮崎日日新聞、16日 日熊本日日新聞、19日ながさきしんぶんジュニア版でも紹介

2021年「幼稚園」11月号附録に「スピードしゃしん」

かこの遊び本の以外では決して見つからない楽しい写真遊び。簡単なのに不思議。不思議だけれど楽しい、写真遊び。スマホより絶対に面白い! を実感してください。

THE BIG ISSUE vol.412

願いは、子どもたちが平和の中で生きられること

ビッグイシュー日本版、2014年230号に続きこの夏、目にも爽やかな『だるまちゃんとかみなりちゃん』の表紙でスペシャル企画に登場です。
かこさとしが作品に込めた願いや最近復刊された『青いヌプキナの沼』(復刊ドットコム)や2021年7月29日出版の『秋』(講談社)などをご紹介しながら、かこが生涯をかけて伝えたかったことについて鈴木万里のインタビューがまとめられています。
是非手に取ってご覧ください。読者プレゼントは、かこの絵本です。
以下でどうぞ。

ビッグイシュー日本版

2021年3月の刊行と同時に反響がつづいている、かこさとしの伝記『かこさとし 遊びと絵本で子どもの未来を』が各誌で紹介されています。

一つはJAグループの子ども向けの雑誌『ちゃぐりん』8月号(家の光協会)、藤田のぼる先生の「そうだ 本読もう!」コーナー。もう一つは、早稲田大学の校友会誌である『早稲田学報』2021年8月号(No.1248) W-Culture 欄に掲載されています。

かこさとしは1926(大正15)年生まれ、2018年に92歳で亡くなりました。その生誕から亡くなるまでを、小学生から読める平易な文章と全てが初公開となる多数の写真により、興味深く読み進めることができます。あらゆる世代におすすめします。

銀座教文館ナルニア国のウェブ記事「クリーンヒット」でも紹介。以下でどうぞ。

伝記

かこさとしが長年かけて推敲し絵本として出版をのぞんでいたにもかかわらず、存命中には出版に至らかなった作品が制作から半世紀以上経て、この度出版されることになりました。題名は『秋』、かこが、この本に込めた思いを紹介していただきました。

以下に、詳しい情報があります。

NHK 新刊『秋』紹介

MOE8月号にも

2021年7月2日発売MOE8月号、ニュースコーナでも紹介されています。

また、6月4日(金)NHKラジオ三宅民夫のマイあさ! ▽NHKけさのニュースでも放送されました。
2021年6月11日まで以下でお聴きいただけます。(9分過ぎくらいから)

NHKラジオ『秋』

「子どもはひとりひとり 自分で考える力を持っている」

ちょうど3年前の海の日、かこさとしを偲ぶ会が展示会開催中であった川崎市民ミュージアムで行われました。展示会場前のホールにも、かこを偲ぶスペースが設けられ、そのために編集された映像をご覧くださった多くの皆さまから、心のこもった、たくさんのメッセージいただきました。

「時代を生き抜く名言」として、記事には「子どもに寄り添う作品の根底には、終戦で態度を変えた大人たちを信じられなくなった」かこ自身の体験があったと、説明されています。子どもは大人のように表現することができずとも、大人と同様にあるいはそれ以上に、鋭く、敏感に感じているのだということをかこは、よく口にしていました。

今の、この世の中を子どもたちにどんな風に見ているのでしょうか。「時代を生き抜く」には誰もが考える力を発揮しなければならないと感じる昨今です。

下は『未来のだるまちゃんへ』(2014年文藝春秋)ハードカバーの表紙、文春文庫(2021年)版にも掲載されています。

『はははのはなし』

半世紀以上も前に出版されて以来、ずっと子どもたちの歯を虫歯から守ってきた本書。この本を読むと自分で歯を磨くようになるのは、歯の大切さが十分に理解できるからです。もちろん大人にとってもも歯は大切。歯磨きをしっかり続けたいものです。

それにしても大きな口を開けて、こんなふうに思い切り笑えるようになりたいですね。表紙を見ていて、つい思ってしまいました。記事は以下でどうぞ。

はははのはなし

かこさとし、パンやさん、といえば、からすが連想されますが、実はうさぎのパンやさんもあるのです。

しかも、あの「からすのパンやさん」に並ぶとも劣らない豊富な品揃えです。美味しそうなサンドイッチも出てきて、絶対にパンが食べたくなる絵本です。作りたくなる方もいることでしょう。というわけで簡単な作り方も付いています。

美味しそうなパンがお店に並ぶまでには、どんなことをしているのでしょうか。そんなことも知ることができ、小さなお子さんが手にしたら離せなくなる一冊です。じっくりご賞味ください。

2021年7月12日山口新聞で紹介されました。

うさぎのパンやさんのいちにち

夏休み、さてどんな本を読もう?と迷っているのなら、この本がおすすめです。
小さなお話ですから、そんなにたくさんの時間がなくても読めます。短い7つのお話は、どれも親しみやすく読んでいるうちにイノシシ病院の「イノシシ先生」とお話ししたくなります。

自分で読んでもいいし、小さいお子さんには、おやすみ前に一話づつ読むにもぴったりです。もともと、読み聞かせのためお話としてつくられたもので、読んでいる大人が癒されると、大人にも人気のある作品です。

ほぼ各ページに挿絵がありますので、絵からも想像が膨らみます。コロナ禍が収束しない今、こんな病院の診察風景が、羨ましくさえ思えてきます。

2021年7月12日福島民友新聞で紹介されました。記事は以下でどうぞ。

くもとりやまのイノシシびょういん 

読売新聞教育ネットワーク

「小自然で養われる直感」と題し、『ちっちゃな科学』(中公新書ラクレ)を紹介。かこさとしと福岡伸一氏との対談再録なども含み、ちっちゃいながら、副題に「好奇心がおおきくなる読書&教育論」とあるように、深く大きな科学への第一歩へと導く本です。記事は以下でどうぞ。

ちっちゃな科学