お知らせ

どこまでもどこまでも続く、好奇心に寄り添う絵本たち

「加古里子と、かわ」と題し「絵巻じたて ひろがるえほん かわ」と「海」「地球」「宇宙」「人間」(いずれも福音館書店)の科学の本シリーズを紹介。2ページに渡る「絵巻じたてかわ」の写真が目をひきます。

他にも、思い出の本として「だるまちゃんとてんぐちゃん」(1967年福音館)をはじめ「からすのパンやさん」や「にんじんばたけのパピプペポ」(いずれも1973年偕成社)が紹介されています。

「だるまちゃん」の原点『マトリョーシカちゃん』を出版するまで

かこさとし90歳を記念して6月末より始まった「かこさんを囲む人たちインタビュー」第7回 は、福音館書店の古川信夫さんのお話です。初めて編集を担当した「だるまちゃんととらのこちゃん」(1984年年)の思い出や「マトリョーシカちゃん」(1984年)出版までの苦労話や加古についての知られざる一面を語っています。

だるまちゃんたちが写っている写真の背景になっているのは、書店さん用の新しい包装紙です。だるまちゃんにゆかりのあるものが沢山のかわいらしいデザインは、プレゼントにぴったりです。

これから続々登場のだるまちゃん絵本のご案内も掲載しています。以下をご覧ください。

http://www.ehonnavi.net/sp/style/156/8/

絵本ナビかこさとしを囲む人たちインタビュー第1〜6回は、当ウェブサイトの〈カテゴリー〉スペシャルにてご覧いただけます。

かこさとし絵本館 親子ら科学実験

展示中の「かっぱとてんぐとかみなりどん」」(2014年復刊ドットコム)にちなみ、静電気を作って雷の仕組みを目の前で見る迫力ある科学実験に子どもたちは目を輝かせた。

http://www.chunichi.co.jp/kenmin-fukui/article/kenmin-news/CK2016112402000217.html

2014年6月に文藝春秋社より出版された単行本「未来のだるまちゃんへ」(写真左側)が、2016年12月1日、文春文庫として刊行されます。

2017年のだるまちゃん誕生50周年を記念して、白地にだるまちゃんのカバーと金色の帯です。
従来の内容に加え、中川李枝子さんの解説と加古による文庫版のあとがきも付加し、単行本のカバーとなっていた絵も最初のカラーページ部分に収められています。

10代の方も加古と同年代の方も、琴線に触れる言葉に出会えます。お手元に置いてお読みいただけたら、何かのヒントを見つけていただけたら幸いです。著者のあとがきにこめたメッセージをどうかお受け取りください。

かこ作品の中でも最も古い時代に属する「かっぱとてんぐとかみなりどん」(2014年復刊ドットコム)の全19場面と表紙・裏表紙を展示いたします。

登場するのは題名そして表紙の絵にある通りの面々と裏表紙に描かれたとうべいと息子のとうへいです。昔むかし、かっぱとてんぐとかみなりどんに難題をふっかけられ困り果てたとうべいを息子の機知が救います。

著者のあとがきをご紹介します。

(引用はじめ)
この物語は昭和30年、子ども会でおこなった〈素話〉がもとになっています。その後、手描きの紙芝居を作り、のちに童心社から、印刷、市販するに至りました。その筋は、昔話や「吉四六(きっちょむ)さん」「曽呂利新左衛門(そろりしんざえもん)」や「一休さん」に見られるとんち話、ちえ話の系列ですけれど、そうした話を、たんに「うまいことをしておもしろいな」で終わらせたのでは、いちばん大事な点がぬけたように考えます。

私たちふつうの人間、庶民は、なんとかその日その日を平穏におくりたい、家族が無事であればと思っているものです。その力もよわく、小心でささやかな人間が、時にまなじりとさいて何かをめざし、がんばり、執念をもつには、それなりの強い理由、たちあがらずにはおられなかった怒りや苦しみや呪いといったものが、その裏に必ずあるのだ、その人の心の中に渦まいていたのだということをぬきにしたのでは、それは意味のない「うそつき話」や「わらい話」となってしまいます。
この本を読んでくださる方が、もし、いわれのない不当な苦しさをしいられ、つらさの底におとされた時、どうするか、どう考え、行動しなければならないかを、この本でーーーこのシリーズの中で問いかけたいと思ってかきました。楽しい面白さに秘めた呪いの話であり、おどろな人間の怨念のものがたりです。
かこさとし
(引用終わり)

あとがきにもありますが、正確な時期は以下の通りです。

1955年にセツルメント活動で素話
1959年に手描き紙芝居をセツルメントで演じる
1960年紙芝居「てんぐとかっぱとかみなりどん」として童心社より出版。ただし、画はかこさとしでではない。
1978年絵本「かっぱとてんぐとかみなりどん」(かこさとし作・画)が童心社より刊行される。2014年上記を底本に復刊ドットコムより復刊。

お気づきのように、紙芝居の題名は「てんぐ」で始まっています。加古は当時から「てんぐ」を主人公にした物語を書けないかと探っていたのです。そしてうまれたのが主人公をだるまちゃんに譲り、てんぐちゃんが相手役となる「だるまちゃんとてんぐちゃん」(1967年福音館)でした。

そのことは、前扉と後扉の絵をご覧いただくとおわかりになることでしょう。
前扉にはてんぐのうちわ、後扉にはてんぐの履き物一本歯の下駄にからすが描かれていて、その後の加古の作品を予見させるようです。

上は前扉、てんぐのうちわ。
下は、あとがきに添えられたたてんぐの下駄。からすがいることで、この絵の表情・表現が物語の最後を余韻をもたせ締めくくる大きな役割を果たしています。

いよいよ来年はだるまちゃん誕生50周年を迎えます。
それにちなみ、だるまちゃんにつながる本作品を一足先に展示いたします。題字とともに絵の独特のタッチをお楽しみください。

尚、絵本館は展示替えのため11月16日は休館となります。

本の帯には「人生をより豊かにするヒントがつまった、日本を代表する文化人14人の滋味あふれるエピソード」とあります。

新聞に掲載されたロングインタビュー「この人に聞きたい」シリーズを収録したもので加古のインタビューは2013年9月に掲載されたものです。

見出しに〈子どもたちに僕の償い〉〈子どもに弟子入り〉〈将来を見通す力〉とあるように、子どもさんへの思いを語る言葉は深く胸に響きます。

楽しみな広場「まだ内緒なの?」かこさん監修詳細来年3月に

かこさとしが監修のお手伝いをする越前市武生中央公園の整備が進み、2017年夏に「市民の広場」が完成の見込みとなり、大型遊具など関心事について報じています。

http://www.chunichi.co.jp/kenmin-fukui/article/kenmin-news/CK2016110702000199.html