【動画ニュース】かこさとし生誕100年を祝う小学生による催し、越前市絵本館で開催
2025年12月5日越前市絵本館で開催された小学生による催しの様子が動画でご覧いただけます。
ふるさと越前市のことを知ろうと絵本館を訪れた小学生たちがかこさとしの100周年が2026年と知り自分たちで考えたイベントです。
こしの都ネットワーク 12月5日 かこさとし生誕100年を祝おう
越前市ふるさと絵本館の休館日は以下となっております。
2025年12月5日越前市絵本館で開催された小学生による催しの様子が動画でご覧いただけます。
ふるさと越前市のことを知ろうと絵本館を訪れた小学生たちがかこさとしの100周年が2026年と知り自分たちで考えたイベントです。
こしの都ネットワーク 12月5日 かこさとし生誕100年を祝おう
越前市ふるさと絵本館の休館日は以下となっております。
戦後80年の節目の年にあたった2025年も暮れようとしています。
80年前の12月17日には婦人参政権も認められ、大きな痛手を受けた人々は、それを癒すことはできないまでも日本の復興に希望を感じ前を向いていたに違いありません。
必死で復興に取り組んだ当時の人々が80年経た現在の状況をどう見るのでしょうか。
2025年11月15日に開催された「戦後80年藤沢市平和式典」についての大変詳しいレポートが発表されました。その中で若い方々によって朗読された、 かこさとし作(絵・中島加名)の『くらげのパポちゃん』(2025年講談社 )についても触れています。
以下でどうぞ。
越前市武生中央公園の「だるまちゃん広場」や「かみなりちゃんのおうち」はご存知の方も多いことと思いますが、「てんぐちゃん広場」はいかがでしょうか。
越前市は冬になると降雪があり、特に小さいお子さんが外で遊ぶのは難しくなります。また冬以外でも雨の日、夏の暑い時期、小さなお子さんを安心して遊ばせる場所を、ということで2019年武生駅駅すぐのビルの中に誕生したのが「てんぐちゃん広場」です。
年齢別にフロアが分かれていて、見守る方もいて、小さなお子さんを遊ばせるのに最適です。もちろんかこさとし作品にちなんだ遊具などがたくさん。
入場無料です。お近くにいらっしゃる機会がありましたら足を運んでみてはいかがしょうか。
下はオープン時のポスターです。
以下のかこさとし公式サイトでも詳しくお伝えしていますが、「たっくんひろちゃんのちょうちょうとっきゅう」は現在設置されていません。
かこさとし100周年を祝う会が2025年12月5日、こどもたちによって越前市ふるさと絵本館で開催されました。この企画を考え出演したのは、 かこさとしが通った幼稚園が地域にある武生西小学校の3年生たちです。
かこさとしのことを調べる為に訪れた絵本館で作品に触れたり武生中央公園に行くうちに、興味が大きくなり、かこさとしについて多くの人たちに伝えたいと今回のイベント開催となったそうです。
作品の朗読や劇、クイズ、ダンスなどさまざまに工夫を凝らして発表に臨んだ様子が絵本館のインスタでも紹介されていますが、5日の福井テレビ夕方のニュースや福井新聞でも報じられました。
挨拶する北野書店会長の後方には「つながる本棚」
昔々、今から70年以上も前のことです。川崎は鹿島田の駅前に木造のお店がありました。北野書店の前身です。その店先に日曜日になるとメガネをかけた背の高い若者やってきて、わらばん紙や文房具を買うようになりました。20代の加古里子(かこさとし)です。
当時、加古はこどもたちにお話しを聞かせたり手描きの紙芝居を見せたりして、こどもたちからたくさんのことを教わりました。その頃の様子の写真が、伝記の63、66ページにあります。
こうして1970年藤沢に転居するまでセツルメント活動を続けました。そしてそれ以降は日本中の子どもに向けて絵本の執筆に一層邁進しました。
こうして時は流れ、88歳、米寿のお祝いを直前に北野書店さんがお店にご招待くださり、懐かしい東古市場の住まいや近辺をご案内してくださいました。三角広場で思い出に浸る様子が伝記109ぺージの写真にあります。
また、その翌年には中原図書館でセツルメントの子どもたちの絵を展示したり、当時を知る方々を探して加古の講演会の舞台に上がっていただきました。このご尽力をしてくださったのも北野書店さんでした。
その書店さんが2025年12月にリニューアルし、書店としては日本で初めて学校図書館とおなじ日本十進法による「つながる本棚」を設置。
かこさとしコーナーには、複製画3枚を常時展示しています。小学生によるポップや帯など力作を見ていると本への興味が一層湧いてきます。ぜひ間近でご覧になることをおすすめします。
リニューアルオープンの様子が東京新聞、朝日新聞、12月11日に読売新聞で、12日タウンニュースで報じられました。
かこさとし生誕100周年に向けて展示や様々なイベントを開催している越前市絵本館で、紙芝居のイベントが開催されました。
2026年春に全国紙芝居まつりプレ大会、翌2027年に本大会が越前市で開催されることもあり、今回の催しとなりました。
かこさとしは20代の頃から紙芝居について研究し、自作の紙芝居をセツルメント(ボランティア)活動の中でこどもたちに見せたり、一緒に作ったりしていました。その数は現存するだけでも50作以上、脚本のみのものもあります。また絵のみが残っていて脚本が裏に書いていないものもあります。
上の写真は、『かこさとしと紙芝居 創作の原点』(2021年童心社)。本書は手描き紙芝居のほか、出版されたり、福祉財団によって施設に寄贈された作品などほとんどの作品(150点余り)を紹介、加古自身による紙芝居の歴史解説など豊富な情報が盛り込まれていて、かこさとしの原点を知ることができます。
本書作成のため、加古の古い紙芝居を整理しているうちに『くらげのパポちゃん』(2025年講談社 )原稿発見につながりました。
『かこさとしと紙芝居』リストの47に「くらげのパポちゃん」
終戦80年藤沢市平和式典が松井一實広島市長、鈴木史朗長崎市長をお迎えし、両市長に続き鈴木恒夫藤沢市長のご挨拶で式典開始となりました。
①パネルディスカッション
松井一實広島市長、鈴木史朗長崎市長が原爆投下の実相、復興の歩みや平和学習の取り組み説明されました。また、2人の学生パネリストの質問におこたえになりながら、今後に向けた思いを熱意をこめてに話され、この様子が2025年11月15日夕方のNHK総合テレビ関東地方のニュースで報じられました。
この式典の司会は、平和学習広島・長崎派遣プログラムに参加した方が担当、それぞれの部の最後に所感を交えて次の部を紹介する進行が印象的でした。
鈴木恒夫藤沢市長からは藤沢市が長年取り組んできているこの派遣プログラムについても紹介がありました。
② 『くらげのパポちゃん』朗読
平和学習プログラムに参加した小学校5年生から大学1年生の若者たちが、写し出される絵を背景にキャラクターごとに担当して朗読しました。お話が終わった後会場は、しばし祈りに似た静けに包まれました。
司会の佐藤さんのコメントの最後は次のようでした。
「鮮やかな海の描写や迫力ある生き物と一緒に、戦争があったことが海の底に描かれていて、この絵本は、過去に日本も戦争をしていたことを未来につないでいく、忘れてはいけなことをそっと読者につたえていえるのかなと感じました。」
③基調講演「平和への想いを未来につなぐ」
サヘル・ローズさんによるお話しに心揺さぶられたのは筆者だけではなかったことでしょう。心に残るメッセージの連続でした。
④戦後80年 藤沢平和のメッセージ
平和学習プログラムに参加した若者たちがそこで気づいてこと考えたことなどを発表。
それぞれの思いが伝わる若者たちのメッセージにこの式典の大切さを感じ、平和への思いをあらためて考えることができました。
尚、この式典については2025年11月18日の東京新聞でも報じられ、『くらげのパポちゃん』朗読に「約200名の聴衆が静かに耳を傾けた」と紹介されました。
11月16日、朝日新聞、20日タウンニュース藤沢でも紹介されました。
前列右から長崎・藤沢・広島の市長さんと登壇した若者たちの記念撮影風景
越前市絵本館は来年の かこさとし生誕100周年に向かいすでに展示で様々に工夫してお伝えしておりますが、そういった要素が盛り込まれている企画展を今回福井新聞で写真とともにご紹介いただきました。
12月1日までデビュー作『だむのおじさんたち』全点と絵本には使われなかった幻の2点も合わせて展示、また「だるまちゃん」シリーズの1作目『だるまちゃんとてんぐちゃん』を下絵を合わせて展示しています。
この2作品を間近でご覧いただける機会は貴重なものです。
展示内容については当サイトでもご案内しております。↓
福井新聞の記事は以下でお読みいただけます。
(2025年11月11日更新)
2025年11月11日 福井新聞 越前市ふるさと絵本館企画展
11月9日に最終日を迎える「たけふ菊人形展」。
「菊人形」が終わると越前市はいよいよ冬支度に向かいます。近年は、かつてほどの大雪になることはないようですが、冬こそある意味、雪国越前市らしい雰囲気を味わうことができるのかもしれません。そんな越前市絵本館に出かけられてはいかがでしょうか。
2025年11月3日の福井新聞「越山若水」にあるように、この度文化勲章を受けられた美術史家の辻惟雄先生と加古は20代の頃、川崎セツルメント(ボランティア)活動でご一緒して以来の知己でした。
加古がこの受章を知ったならどんなにか喜んだことと思います。加古にかわり心よりのお祝いを申し上げます。
住まいが近かったこともあり加古が地元で講演する時に辻先生が来てくださったり、かこさとしが菊池寛賞受賞の際にはお祝いの文章を書いてくださったり、辻先生は本を出版されるたびに送ってくださいました。
最後にゆっくりお話しできたのは2014年、辻先生が『奇想の発見ーある美術史家の回想』を刊行された記念の対談で『芸術新潮』(上)に掲載されました。
二人で古いアルバムを見ながら半世紀前のセツルメント時代の話に花がさいたのはいうまでもありません。伝記『かこさとし 遊びと絵本で子どもの未来を』(2021年 あかね書房 鈴木愛一郎著)の巻末「 かこさとしをとりまく人びと」でもその時の写真と共に辻先生をご紹介しています。
あかね書房のかこさとし伝記
その巻末資料「かこさとしをとりまく人びと」に辻先生
そして加古の没後もお世話になりました。
エッセイスト賞をいただいた『遊びの四季 ふるさとの伝承遊戯考』(1975年じゃこめてい出版)を2021年『だるまちゃんの思い出 遊びの四季 ふるさとの伝承遊戯考』(文春文庫)として文庫化するにあたり辻先生に解説をお書きいただきました。本文と合わせてぜひお読みいただけたらと存じます。
昭和時代 20年以上にわたり朝日新聞に掲載されていた「サザエさん」は長谷川町子さんによる4コマ漫画で、筆者はこどもの頃楽しみに見ていました。
「サザさん」の4コマには当時の世相や風潮が描かれており、「サザさんをさがして」はそれを紐解いたり現在の視点で見たりするユニークなコーナーです。
今回のキーワードは「トーナス」(唐茄子)、つまりカボチャ。かこさとしのかぼちゃの思い出をほんの少しお伝えしています。
『絵本への道』(1999年福音館書店)で触れている絵描き遊びにも「サザエさん」がある