お知らせ
子どもとは・絵本とは・お母さん方へのメッセージ
敬老の日を前に90歳にして現役のかこさとしが川崎寛司アナウンサーのインタビューにお答えし、絵本にこめる思い、お子さんたちによせる願い、お母さん方へのメッセージを語ります。
録画による出演で9時のニュースの後で登場予定です。生放送のため番組内容が変更になることもありますのであらかじめご了承ください。
川崎アナウンサーとのインタビュー風景
小湊鉄道の列車、鮮やか
2016年9月15日NHK総合テレビ・あさイチの冒頭でもかこさとしの最新書き下ろし作品として紹介された「出発進行!里山トロッコ列車」(2016年5月偕成社)についての記事です。
「自然と共生」思い込め
絵本誕生の経緯を小湊鉄道石川社長さんや本を出版した偕成社編集部・千葉美香さんの言葉を引きながら伝えるとともに、著者の絵本にこめた思いを詳しく紹介しています。
「動植物の一つひとつまで細かく描写している」として絵本の原画の写真と加古の顔写真も掲載しています。
関連記事として、さらに詳細な「房総の自然と『どんかんせん』絵本作家の加古里子さん」を電子版にて掲載。
1983年、しゃかいの本シリーズとして童心社より刊行された(現在は絶版)『しんかんせんでも どんかんせんでも』で、描きうったえてきたきた加古里子のメッセージについても取り上げています。以下のサイトをご覧ください。
http://www.nikkei.com/article/DGXMZO07243770U6A910C1I00000/
1962年福音館書店から出版され半世紀以上経た今でも人気の科学絵本「かわ」が、こどものとも60周年記念出版として絵巻仕立てで刊行されます。
上の写真はその表紙。どこかで見覚えのある図柄と思われた方もいらっしゃることでしょう。1962年版「かわ」の見返しが装いも新たに表紙になりました。
絵をゆっくり眺めて想像の翼を広げるもよし、文をじっくり味わっていただくもよし。両方の楽しみ方ができる仕掛けになっています。
新たなページも加わり7メートルに及ぶひとつながりの絵で、川の流れ、水力発電による電気の流れ、その流域に暮らす人びとの営みを読み取っていただけたらと願っております。
2016年9月10日発売予定。
尚、当サイト・編集室より〈作品によせて〉に、加古里子による各場面ごとの補足説明(1962年当時のもの)を3回にわけて掲載します。合わせてお読み下さい。
上からみると・・・蛇腹のようにひろがります。
広島県福山市、ふくやま文学館にて特別企画展「かこさとしの世界」が開催されます。
だるまちゃんやからすのお馴染みの絵を始め、偕成社かこさとしおはなしの本シリーズや大自然のふしぎえほん(小峰書店)、「未来のだるまちゃんへ」(文藝春秋)表紙や「宇宙」(福音館書店)、「ならの大仏さま」(復刊ドットコム)など大人の皆様にも喜んでいただける内容です。「伝承遊び考」の資料も展示するほか、マトリョーシカちゃんの衣装を着たり、クイズを楽しんだりもできます。
日時 :2016年9月16日(金)〜11月23日(祝・水)
休館日:月曜日
ただし9月19日(月)・10月10日(月)は開館
9月20日(火)・10月11日(火)は休館
開館時間: 午前9時30分〜午後5時 (入館は午後4時30分まで)
観覧料:一般 500円、高校生まで無料
お問い合わせ:084-932-7010
詳しくは以下をご覧ください。
http://www.city.fukuyama.hiroshima.jp/site/bungakukan/67838.html
こんな展示もあります。
「大地のめぐみ 土の力大作戦」に続く展示はアフリカ大陸を舞台にたくさんの動物が登場する「サザンちゃんのおともだち」(1973年偕成社)です。
特に最近隠れた人気を得ているこの絵本は、著者がセツルメント活動をしていた30代に創作した作品がもとになっています。日本とは異なる気候帯の大地にすむ少年と動物の楽しい交流、勉強が身につくコツもわかる、ちょっとためになる物語。この本をきっかけにアフリカの大地、人びとの暮らしや歴史そして動植物に目を向けていただければ幸いです。
あとがき かこさとし
あとがきを記します。
(引用はじめ)
動物たちと歌とたべものが何らかの形で登場するーーーと、指摘してくださった目ざとい方がおられました。まるで、私の好きなものを見すかされてしまったというところですが、その大好きな動物たちにたくさんでてもらうために、場所をアフリカに求めた作品のひとつが、この「サザンちゃん」のおはなしです。
その頃の私は、若気のせいか、どうもそれまで有色人を題材にして描かれた白人の作品に不満をもち、いわば"アフリカ人によるアフリカ"にとりつかれていました。その私のアフリカ研究(?)時代に、子ども会でつくられたものがこの「サザンちゃん」のおはなしのもとになりました。
このおはなしは、童話や文学ではなくて、どうしても『絵本』でなければなりませんでしたし、その絵もマンガ風や抽象的な描写ではまずいので、できるだけ〈真実性〉を伴うため、このたびはいろいろな本をお借りしたり、図書館に通ったりしてアフリカのようすをしらべました。
とびら絵にかいてある妙な大木は、白人たちが、"上が根っこの木"と名づけたといわれるバオバブというアフリカ特産の木です。その他表紙のうらや、本の中にでてくる動物たちも、ほとんどアフリカ特産のものですので、図鑑などでいろいろとその習性をしらべていただくのもよいかと思います。
(引用終わり)
上は、見開きです。アフリカの大地をイメージした茶色に植物、動物のシルエットがうかんでいますが、原画はどんなものだと思いますか。
ふるさと絵本館では全ページの絵とともに表紙、裏表紙、扉絵、見返しも展示しています。(2016年9月1・2日は展示替えのため休館。毎週火曜日は休館です)
「みんしゅしゅぎ」って絵本は語る
かずがおおいから、いいんじゃなくて・・・かこさとしさん30年前作品復刊
1983年に出版された「こどものとうひょう おとなのせんきょ」が復刊された。きっかけは、この絵本をお子さんと読み、「みんしゅしゅぎ」とは?との問いかけに驚いたことを伝える読者の方のブログでした。これに対し多くの反響が寄せられ復刊が決定。この絵本にこめたかこさとしの思いをお読みください。
投票、恐ろしさかみしめて
デジタル版には、かこさとしのインタビュー動画があります。
デジタル版タイトルは以下の通りです。
「みんしゅしゅぎ」って何?ネットで話題、絵本が復刊
http://www.asahi.com/articles/ASJ8R2R8QJ8RUTIL006.html
村上里和アンカーが訪ねる 絵本作家 かこさとしさんのアトリエ
アンカーと散歩道
ご好評をいただいた2016年 5月11日・6月15日の放送「"生きる力"は子どもたちから」の村上里和アンカーがアトリエを再訪。
創作の原点や、絵巻仕立てでこの度刊行される「かわ」に込めた思いをかこさとしが語ります。アトリエの様子や絵本作家デビュー以前のさまざまな作品も写真でたっぷりご紹介。
読者プレゼントには、2016年10月に新発売の「だるまちゃんすごろく」(福音館書店)が登場です。