お知らせ

『未来のだるまちゃんへ』(2016年文藝春秋)が文庫になる際、巻末6ページの「解説」をお書きくださった中川李枝子さんが亡くなられました。

加古が20代半ば、川崎でセツルメント活動を始めた1950年代、その川崎のセツルメントにもいらしてくださったことがこの解説に書かれています。

筆者が幼い頃から親しんだ絵本をつくられ、加古と同世代で絵本の世界で活躍された方とそんな昔に接点があったとはこの解説を読むまで長い間知らずにおりました。

心よりご冥福をお祈りいたします。

「ほっとする懐かしい味」という見出しで紹介された「たけふ駅前中華そば」のポスターを加古が描いたのは2012年も終わりの頃のことでした。

2012年の夏、生まれ故郷越前市の武生公会堂での展示会を訪れていた加古の前に地元の若者が現れて、駅の近くに昔ながらの中華そばを提供しているお店が数多くあり、多くの人々に広く知ってもらう活動をしたいので是非ポスターを描いて欲しいとのことでした。

当時、実は『からすのパンやさん』の続きのお話を出版する準備を進めている最中でしたが、その中に中華そばも登場する『からすのそばやさん』が翌2013年に出版されることはまだ告知できない時期だったので「来年にはきっといいニュースがあるので楽しみにしていてください」とお話ししました。

続きのお話4冊を描きあげてからこのポスターを描くことになったのです。
このポスターにまつわる記事が読売新聞の福井版に掲載されました。

読売新聞 越前市