お知らせ

午後1:50〜2:00

NHK映像ファイル あの人に会いたい 「アンコールかこさとし(絵本作家)が放映されます。この5月2日は、かこのさとしの三回忌です。それに合わせて放映されることになりました。是非ご覧ください。

放送予定:2020年5月1日(金)NHKEテレ 午後1時50分から2時
(急な事件事故などにより放送日が変更になる場合があります。)

あの人に会いたい

「NHKプラス」の同時配信でパソコン、スマホでもご覧いただけます。また、放送後から5月8日(金)まで、見逃し配信もあります。

NHKプラスに関しては以下をどうぞ

NHKプラス

お家で楽しめる遊びを『だるまちゃんと楽しむ 日本の子どもの遊び読本』(2016年福音館書店)からご紹介しています。大人気だった『だるまちゃんとにおうちゃん』(2014年福音館書店)の付録、「とんとんずもう」もダウンロードできます。期間限定ですが、お楽しみください。
以下のサイトでどうぞ。(中ほどにあります)

遊び読本

2020年5月3日岩手日日新聞「ステイホーム週間を樂う♪ 新聞で作ろう!」で紹介されました。以下でどうぞ。

新聞紙で作ろう

子ども・社会を考えるシリーズ

『父の話をしましょうか〜加古さんと松居さん〜』NPOブックスタート編)

2019年7月15日、石川県小松市立空とこども絵本館で行われた講演会【父の話をしましょうか〜「加古さん」と「松居さん」】を元に編集、加筆、一部書き下ろしたもので構成された講演録が、編集者さんのお計らいで加古の誕生日3月31日に合わせて出版されました。

語ったのは、松居直氏長女で作家の小風さちさんと加古の長女・鈴木万里。裏表紙(下)には以下のご紹介文があります。

(引用はじめ)
「時代に合った絵本を作りませんか」 敗戦からまだ10年も経たない混乱期。日々の生活を成り 立たせるのに精一杯の日本で、だからこそ、子どもたちに 明るい未来を約束しようと、新しい絵本作りに挑戦した作 家の卵と若き編集者がいました。加古里子と松居直。ふた りはどのように「時代に合った」かつ「子どもが繰り返「 楽しむ」絵本を生み出し、日本のみならず世界にも絵本の 種をまき、育ててきたのでしょうか。その出会いと仕事の 一端を、娘たちが貴重な資料をまじえて語り合います。
(引用おわり)

冊子に関しては以下に情報があります。

ブックスタート講演会


また、2019年7月の講演会に関しては、以下の小松市のホームページでも紹介されています。

父の話をしましょうか

今こそ、こんな時だから読書、ということでご紹介いただいている本のご案内です。ほかには『からすのパンやさん』(1967年偕成社)も取り上げられています。

『ぼくのいまいるところ』(1968年童心社)は、かこの絵ではありませんが、この本と同内容でそれより前に出版されたのが、紙芝居『ぼくがいるところどーこだ』(1971年童心社)・上)で、絵もかこさとしです。このサイト冒頭のかこのメッセージに続く10枚の絵は、その紙芝居の絵を順にご覧いただけるようになっています。

お家から始まり、地球の外、太陽系、大宇宙とへと広がりお家に戻る展開で、お家にいよう!の応援です。かこは絵本『ぼくのいまいるところ』の「あとがき」で次のように書いています。一部ですが引用します。
(引用はじめ)
わたしたちは、無限という宇宙空間と時間の流れの中にいきているといいます。
そうした大きな、広い、長い中での存在というもの、それを認識するということは、とても難しいことですし、大切なことであると考えます。
(引用おわり)
そして、子どもさんなりにそういったことを「感じとってくれたらというのが作者のねがいです」と結んでいます。

休校中の今こそ、読書を!プロが進める「子供が本好きになる」ブックガイド

ぼくのいまいるところ

今だからこそ、子どもにも。ウイルス・感染症を知る本

すってはいて よいくうき

【低学年向け】我が子に読ませたいイチ押し本! 国語のプロが選んだ良書から厳選10冊

『よわいかみ つよいかたち』(かこ・さとしかがくの本)

日本は世界的に見ても子ども向けの科学絵本の良書があると言われている理由の一つの例として専門家から長い間名前をあげられるのがこの本です。1968年初版ですが、物理への第一歩、思わず実験して見たくなるユーモラスな絵、紙と10円玉さえあればゲームより面白い!

よわいかみ つよいかたち

コロナ休校のうちに小学生を「理科・社会好き」に変える良書21冊

こどものとうひょう おとなのせんきょ

大人も一緒にに学べる絵本『みずとはなんじゃ?』・日本測量協会の冊子「測量」などで紹介

手洗い、うがいといつにも増して水が生活の中で大切な意味を持ってきています。
その水について、もう一度見直すきっかけになる科学絵本です。小さいお子さんでもその大切さがわかるように、やさしく、楽しくページをめくるうちに大きな深い視点にたどり着くことができます。

かこさとしファンなら、この絵本に登場するほかの絵本のキャラクター、だるまちゃんやからすのパンやさんたちを探すのも一興です。

この絵本は文章がかこさとし、絵は体力がなくなり、かこが描けませんでしたので、鈴木まもるさんに託して出版された、かこさとしの遺作です。

Pen onlineや、「測量」で紹介されました。

5月にちなんだ本は『こどもの行事 しぜんと生活 5月のまき』(2012年小峰書店)です。詳しくは当サイト[最新情報](2020年4月29日掲載)をご覧ください。紹介のサイトは以下です。

こどもの行事 しぜんと生活 5月のまき

ほかにも以下をご参照ください。

からすのパンやさん

かこさとしが、セツルメント活動という地域に根ざしたボラティア活動をして子どもたちに紙芝居を見せたり、絵の指導をしていたのは1950年代から約20年の間、現在の川崎市幸区でした。その地域の皆さんに半世紀前のことを知っていただこうと幸区の広報特別号で特集をします。この地域での活動から『どろぼうがっこう』などのお馴染みの絵本が誕生することになったのです。

2020年4月3日の神奈川新聞では、この広報のことを取り上げました。これまでに公開されていない資料も掲載されているこの特集は、幸区に皆さんには配布されますが、以下のサイトでもご覧いただけます。

川崎市広報

また、これと連動して川崎市立図書館では、ゆかりの作家として紹介する特設コーナーを2020年5月17日(日)まで設けています。以下で詳しくご覧ください。

川崎市立図書館

2020年4月10日のタウンニュースでも報じられました。以下でどうぞ

タウンニュース

「日曜美術館」再放送・『だるまちゃん』シリーズ読み語り

4月15日(水)午前は、NHKEテレでかこさとしアワーをお楽しみいただけます。

2019年末のアンコール放送も大好評をいただいた「日曜美術館」がこの度NHKEテレ・サブチャンネルで再放映されます。
放送日時: 4月15日(水)午前10時45分〜11時30分【NHKEテレ・サブチャンネル】
(NHK+は、4月15日の同時配信のみです)

前にご覧になられた方も、かこが描き遺した全長7メートルに及ぶ「生命図譜」に今一度ご注目ください。菌・微生物を中心に植物、動物が進化していったことを示すこの図譜を見ると生命の歴史は人間中心ではないことを改めて思い知らされます。専門家の皆さんのコメントも含蓄あるもので、このような状況にある人類にとって貴重なメッセージをお伝えしています。
以下で情報をご覧ください。

日曜美術館

また、この時間に続いてNHKEテレで『だるまちゃんとてんぐちゃん』『だるまちゃんかみなりちゃん』の読み語りがあります。
放送日時:4月15日(水)午前11時30分〜11時45分【NHKEテレ】
詳しくは以下でどうぞ。

読み語り

新型コロナウイルスでご家庭などにおられるみなさんに、第2弾は『だるまちゃんと楽しむ 日本の子どものための遊び読本』(2016年福音館書店)に紹介されている紙飛行機を作って遊ぼうという番組です。

テレビで放映されたBSN(新潟放送)の動画が5月末まで以下のYouTubeでご覧いただけます。

ほんのちょっとした折り方の違いでバランスよく遠くまで飛びますし、飛ばし方にもよっても飛行時間に差が出てきますので工夫してみると面白いです。人に向かって飛ばさないように気をつけて遊びましょう。

あそび読本

多様性という言葉が盛んに使われる昨今ですが、アイヌの兄妹を主人公にした絵本『青いヌプキナの沼』が復刊されました。
表紙に描かれた二人の厳しいまなざしは一体何を訴えているのでしょうか。ヌプキナとはスズランのことです。大人の方にも是非お読みいただきたい作品です。

このあとがきは、当サイト「編集室より」で2月6日にご紹介しましたが、改めて掲載致します。

あとがき

(引用はじめ)
同じ人間でありながら、肌の色や風習が違うと言うだけで、地球上では、いまだに争いや憎しみが絶えません。しかもそれは、中近東やアフリカの例に見るように、人間の心を救うはずの宗教がさらに対立を激しくさせていたり、インディアンや黒人問題に見るように、文明や開発の名のもとに非道なことが行われてきました。そしてそれらの事は、何も遠い国の古い事件ではなく、この日本でも起こっていたし、今なお形を変えて行われていることに気づきます。

強大な武器や圧倒的な経済力、あくどい策略によって、勝者は輝かしい歴史を書き上げます。しかし、反対にそれによって奪い取られ、追いはらわれ、閉じ込められた側には、わずかな口伝えしか残りません。そうした小さな伝説や名残の中から、ふと耳にした白いヌプキナ(すずらん)の花の物語は、涙の連なりのように私には思えました。汚れた栄光で見失ってはならないものを、埋もれてはならないものを、この国の中で、この国の子どもたちに知ってほしいと思ってまとめたのが、このお話です。 かこさとし
(引用おわり)