お知らせ

こどもの日のある5月、各地の本屋さんでは、かこさとしフェアを開催しているところがあります。

『からすのパンやさん』シリーズを出版している偕成社さんからの小さなプレゼントが付いてきたり、東京・青山のクレヨンハウスさんでは複製画の展示もあります。

今年の新刊の『くもとりやまのイノシシびょういん』(福音館書店)や『うさぎのぱんやさんのいちにち』(復刊ドットコム』、『伝記を読もう かこさとし』(あかね書房)なども手にとってご覧いただけたら嬉しいです。

5月10日に出版される『だるまちゃんの思い出 遊びの四季』(文春文庫)や『たろうがらすじろうがらす』(復刊ドットコム)(25日発売)の予約もぜひどうぞ。

クレヨンハウス

2021年4月24日 日経新聞 読み継ぎたい絵本の名作10選

『からすのパンやさん』(1973年偕成社)は、日経新聞社による、読み継ぎたい絵本の名作10選の中に選ばれました。
何度読んでもあきない、いつ読んでも見入ってしまう、この絵本。大人になって読んでみると、違う発見があるかもしれません。お楽しみください。
記事は以下で。

日経 名作絵本10選

内閣官房水循環政策本部事務局よりこの度公表された「水循環」教材の手引き(小学校教員向けマニュアル)に参考資料として『かわ』(1962年福音館書店)と「『みずとはなんじゃ?』(2018年小峰書店)があげられています。

身近な水から始まり日本、地球規模での水の循環を絵本と通して知ることができる2冊の本、ぜひもう一度、手にとってご覧になってはいかがでしょうか。

青い表紙の『かわ』は絵巻じたてのひろがる絵本で、全場面がつながっていて伸ばすと7メートほどになります。表面は絵のみ、裏面は川のみが着色されたモノクロ画面に文がある、両面楽しめる仕掛けです。

マニュアルは以下でどうぞ。

水の教材

第17回全国紙芝居大会 越前市で開催2021年8月29(土)・30(日)

毎年紙芝居コンクールを実施している越前市は一般の部のほか、小学生の部もあり、紙芝居作り、口演も熱心に取り組んでいます。その様子が報じられました。

記事は以下でどうぞ。

福井新聞 紙芝居

動画はこちらです。

福井新聞 動画

YouTube 紙芝居

昨年夏に予定されていた全国紙芝居プレ大会がコロナ禍で中止となり、プレ大会なしで第17回紙芝居大会が福井県越前市で開催されます。かこさとしふるさと絵本館はじめ、だるまちゃん広場などでお馴染みの武生中央公園に面する文化センターなど市内の各所を会場に全国大会を開催致します。

コロナ感染予対策として参加人数を例年より大幅に減らし、万全の予防策をこうじての開催となります。かこさとしのふるさとでもあり、ゆかりの場所を見学しながら紙芝居をお楽しみください。演じる方、見るのが得意の方、紙芝居にご興味のある方のご参加をお待ちしております。

鈴木万里による基調講演では、かこの手作り紙芝居などのご紹介をする予定です。ご参加の皆様にはコロナ感染蔓延防止の為、ご不便をおかけすることがあるかもしませんが、心安らぐ豊かな時間となりますよう準備がすすんでいるようです。

尚、このような状況ですので講師やゲストに変更がある場合もあります。最新情報、詳細は追ってご連絡いたします。ご確認くださいますようよろしくお願い申し上げます。

川崎市幸区は、若い頃かこさとしがセツルメント活動というボランティア活動をしていた場所です。正確にいうと1952年から1970年までの間、毎日曜日、通称三角ひろば(現在の古市場第2公園)やその近くに、かこが借りていた小さな家(セツルハウス)や、多摩川土手などで子どもたちと遊び、紙芝居を見せたり絵の指導をしたりしました。運動会や遠足、東京まで東大の五月祭や駒場祭に行くこともありました。

そんな中で生まれた紙芝居に対する子どもたちの素直な反応が加古が絵本作りをするときの大きな力となったのです。生前「子どもさんに教わった」とかこが語っていたのはそのことを指しています。

そんなゆかりのある幸区役所に加古のことをお知らせするパネルが出来上がり設置されました。『どろぼうがっこう』『おたまじゃくしの101ちゃん』『わっしょいわっしょい ぶんぶんぶん』(いずれも偕成社)など、セツルメント活動から生まれた絵本のご紹介もあります。

2021年4月30日、タウンニュースでも紹介されました。以下でどうぞ。

川崎市幸区役所 パネル

川崎市幸区の広報にも掲載されています。以下でどうぞ。

幸区広報 2021年6月

可愛いうさぎさんたちが、美味しそうなパンを次々に作ってお店に並べます。うさぎの子どもたちも大喜び。

パンやさんの忙しい一日を通してパンの作り方がわかる、絶対にパンが食べたくなる、作りたくなる絵本で、作り方の解説ページまであります。絵本の隅々までじっくりご賞味ください。

情報は以下でどうぞ。

うさぎにパンやさんのいちにち

越前市ふるさと絵本館の展示替えは従来通り年四回ですが、2021年春より、一冊の本の絵を全点展示するのではなく、テーマに沿った絵を複数の本から選び展示する方法になります。

春の展示テーマは山。
山といえば日本人にとってまず思い浮かぶのは富士山、というわけで『富士山だいばくはつ』(1999年小峰書店)や富士山を含め日本に多くある火山に注目した『ひをふくやま マグマのばくはつ』(2005年農文協)。そして、2021年3月11日の日経DUALでもご紹介いただいた、小さいお子さんに楽しんでいただける山登りのお話『あかいありのぼうけんえんそく』(2014年偕成社)を軸に展示します。そのほとんどがこれまでに展示されたことがないものです。

武生駅前の「てんぐちゃん広場」で人気のお子様用ボルダリングの壁面に使われている『せかいあちこち ちきゅうたんけん』(2005年農文協)の絵もありますし、もちろん定番作品や季節に合わせた絵もあります。どうぞゆっくりご覧ください。

尚、展示替えのため3月23日〜25日は臨時休館となります。初公開『ゆきのひのおはなし』(1997年小峰書店)の展示は3月22日までです。

尚、令和3年度の絵本館の行事予定がわかるカラフルなカレンダー(裏面にはお子さん向けの楽しいものがあります)は以下でご覧いただけます。

越前市ふるさと絵本館 カレンダー

春の日差しにさそわれて思い切り体を動かしたくなるのは子どもたちだけではありませんが、成長してゆく子どもにとって、思い切り遊ぶことは非常に大切なことです。

「遊」をキーワードに語られる「越山若水」、以下でどうぞ。

福井新聞

なお、記事で紹介されている武生公会堂での展示会は3月21日までです。
くわしくは以下で。

武生公会堂

かこさとし 親から子へ、子から孫へ

巻頭特集のテーマは、未来へつなぐメッセージ。かこさとしの生き方に焦点をあて、かこさとしの孫のインタビュー記事や挿絵を交えてお届けします。また、他ではまだ公表されていない新刊、復刊や展示会情報もいろいろで、圧巻の情報量です。しかも、読者プレゼントは、だるまちゃんとかみなりちゃんのプレート!

こんな状況だからこそ伝えたい、かこさとしの思いと考えを是非、本書とともに作品でふれていただけたら幸いです。
詳しい内容は以下でどうぞ。

モエ 巻頭特集