お知らせ

2024年2月19日(月)『ゆきのひのおはなし』(1997年小峰書店)がFMラジオで朗読されます。
読み手は神農直隆さん、放送時間は以下の予定です。

TOKYO FM 14:30ごろから約10分間
FM 大阪 18:03ごろ約10分間

春の気配がありますが、まだまだ雪が降ることもあるこの時期、しばし『ゆきのひのおはなし』をお楽しみください。

2月を迎え新年度の計画が発表されました。雑誌MOE3月号(2月2日発売)「展覧会2024」にも掲載されていますが、以下の2カ所で開催の予定です。

①かこさとし絵本への「まなざし」軽井沢絵本の森美術館6月14日(金)〜10月14日(月)
②かこさとしの世界 ー絵本と紙芝居_鎌倉芸術館ギャラリー2 8月4日(日)〜13日(火)

①は3月から北陸新幹線が延伸され、かこさとし ふるさと絵本館がある越前市と軽井沢 絵本の森美術館が新幹線でつながることを記念した展覧会です。

②鎌倉の展示会は、期間が大変短くなっていますが、中学生以下は無料です。

是非今からご予定に入れていただければ幸いです。
以下は軽井沢絵本の森美術館での展示についてです。

軽井沢絵本の森

昨年好評をいただきましたオンライン対談、第10回は著作、翻訳および編集者として長年活躍されている元福音館書店編集部の唐亜明(タンヤミン)さんをお迎えします。

『万里の長城』(2011年福音館書店)の編集、中文版の翻訳他、加古が中国で講演した際の通訳など、多岐にわたりお世話になった唐さんから貴重なお話を伺います。

上の絵は「あとがき」にそえられたもので、本作の中の「長城クイズ」に登場する人々で、いずれも万里の長城を歩き通したことがある「長城探検家」です。

以下からどうぞお申し込みください。

オンライン対談第10回 唐亜明さん

2023年12月25日、神保町のブックハウスカフェで福井ふるさと文学館の尾崎秀甫さんと加古総合研究所の鈴木万里による対談が開催されました。

クリスマスの日ということもあり、このほどオンデマンド出版で35年ぶりに復刊されたクリスマスツリーの絵本『きれいなかざり たのしいまつり』のクリスマスツリーとかこさとしのふるさと福井県越前市との意外な接点をご披露して対談が始まりました。

オンデマンド出版本にまつわるいろいろなお話、童話集との関連、戦争体験をもとにした『秋』のことなど、話は広がり、加古の創作方法など多岐にわたりました。最後にはほんの少し童話集を鈴木が朗読して、落ち着きのある雰囲気ながら熱気のこもった1時間半をご来場の皆様と過ごすことができました。

当日は多くの方々にオンラインご視聴いただいたとのことです。

有料ではありますが、追いかけオンライン視聴が2月4日までのお申し込みで可能だそうです。
以下でどうぞ。

追いかけ視聴

『からのパンやさん』出版50周年記念の2023年から2024年にかけて福井県越前市・かこさとしふるさと絵本館では「からすさん大集合」をテーマに展示をしています。
その様子が福井テレビのニュースで紹介されました。以下でどうぞ。

ふるさと絵本館展示ニュース 「からすさん大集合」

かこさとしが晩年の48年を過ごした藤沢市にある4市民図書館に『かこさとし童話集』が寄贈されました。

本年の干支の龍の絵がある4巻、藤沢市にある江ノ島の縁起についてのお話をおさめた5巻の出版を待って迎えた2024年1月10日に寄贈式が行われ、その様子が2024年1月11日、テレビ神奈川のニュースで報じられました。

テレビ神奈川 童話集寄贈

科学雑誌Newtonの2024年2月号の特集は「永久保存版 科学の名著」。
68冊の紹介の中で、加古の科学絵本『かわ』と『宇宙』が取り上げられています。

『かわ』(1962年福音館書店)は山奥の源から始まる川の流れを大海に注ぐまで描きつつ、水力発電による電気の送電とそれらを利用して暮らす日々の暮らしを俯瞰する13場面はひと続きになっており、出版から60年経ても読み継がれている絵本です。『絵巻じたてひろがるえほんかわ』(2016年福音館書店)もあります。

そして、『かわ』に続き『海』『地球』『宇宙』(1978年福音館書店)が刊行されました。いずれもその本質を知ることができる大型絵本で、こどもから大人まで楽しいただけます。

『宇宙』が出版された時、「これで終わりましたね」と声をかけていただいた加古は「いえ、宇宙よりもっと大きなものがあります」と応じて『人間』の執筆を始めました。

加古の科学絵本、どうぞ今一度お手にとってご覧ください。