お知らせ

2016年12月3日に発売された「未来のだるまちゃんへ」の文庫には児童文学作家・中川李枝子さんによる解説があります。
加古が川崎セツルメントで活動していた1950年代の頃、実は中川さんもその場を訪れ感じられるところがあったそうで、その後のご活躍はご存知の通りです。以下のサイトで是非お読みください。

http://hon.bunshun.jp/articles/-/5442

今でこそ加古の遊びについての著作は多数ありますが、この分野での第1作は「日本伝承のあそび読本」(1967年 福音館書店・写真右側) でした。当時は高度成長期で古いものは時代遅れと見なされ新しい物を取り入れる風潮が強まる中、その流れに疑問を抱く人々の心にこの本は受け入れられテレビや新聞で取り上げられ話題作となりました。

それからほぼ半世紀が過ぎ、だるまちゃん誕生50周年を記念して装いも新たに、だるまちゃんを案内役にこの本が刊行されることになりました。写真左側がカバー、カバーを外すと(写真中央)、前作のイメージを残した色合いの表紙にだるまちゃんとてんぐちゃんの遊ぶ姿です。

内容は、①草花や木の実のあそび ②紙をつかうあそび ③いろいろ工作のあそび ④絵や形をかくあそび ⑤野はらや広場でのあそび ⑥手やゆびのあそび ⑦あやとりあそび の7項目に分けられた109種類のあそびの紹介です。カラフルな絵と図でわかりやすく、漢字にはかながふってありますのでお子さんだけでも楽しむことができます。

下は目次と①草花や木の実のあそびの最初のページです。

まえがき

前書きをご紹介します。
(引用はじめ)
この『日本の子どものあそび読本』は、昭和42年(1967年)に出した『日本伝承のあそび読本』を新しくしたものです。元の本は新書版の小型でしたが、戦争や敗戦の混乱で、消えつつあった日本の子どものあそびの復興を目指し、多くの方の応援をいただき、版を重ねてきました。

しかし、 50年も経っている現在、子供たちの成長と未来にふさわしい内容、題材、記述になるよう選びなおし、書き改めました。前書と同様のご愛用をお願いしてご挨拶といたします。

卒寿九十歳を迎える日 加古里子
(引用おわり)

上の写真(前見返しの一部)のように前見返し、後見返しにはだるまちゃんとなかよしさんたちが元気よく歩いているところです。実はこの絵は2017年8月に整備が完了する予定の福井県越前市武生中央公園のシンボルとして大きな壁画になりますのでどうぞご期待ください。

あとがきを記します。
(引用はじめ)
以上で『だるまちゃんと楽しむ 日本の子どものあそび読本』は終わりです。この本の前書『日本伝承のあそび読本』は1色刷り200ページに、12項目84種類のあそびが入っていましたが、この本はA5版大でカラー刷り、128ページに7項目109種類を収めました。

日本の代々の子どもが磨きあげて伝えてきた珠玉のあそびをのこしながら、材料が入手できなかったり、不適なものを整理してよき成長に不可欠な外遊びを加えました。また、前書がそれまでになかった「あやとり図解」を掲載したことにより、その後のあやとりブームを誘出した記念として主要なものを収録しておきました。どうぞそうした諸点が未来に生きる子どもの成長に役立ってほしいというのが、この書のねがいです。
(引用おわり)

尚、原文では全ての漢字にふりがながありますが、ここでは省きました。

だるまちゃん新聞社から、だるまちゃんしんぶん(略称だるしん)が発行されます。
春、夏、秋、冬の号の4枚が絵本の中にはいっています。みなさんがよーくご存知のだるまちゃんのお友達のニュースや新しいお友達も登場します。

このしんぶんは、「たのしい なごやかな こころと、さわやかな ちえと ちからを もってもらえるよう、くふうしました。」と編集長のだるまちゃんは語っています。せかいびっくりニュース、にっぽん きせつニュース、まちやむら あちこちニュースやなぞなぞなど、そして季節の花や生き物の絵もあり、全部ひらがなとカタカナのみで書かれています。

下は、だるしんへんしゅうぶの様子(裏表紙)です。

「だるまちゃんとてんぐちゃん」と「だるまちゃんとかみなりちゃん」(福音館書店)がついに待望の大型絵本になって登場します。迫力ある大画面で大勢の皆さんと一緒にお話の世界には入ることができます。1ページの大きさは縦35センチ、横50センチ。読み聞かせの時に便利なテキストがついています。どうぞお楽しみください。

山から海まで長い旅

2016年、9月に福音館書店より出版された本書を、〈本屋さんイチオシ〉のコーナーで取り上げ紹介。
「川の始まりは、山の中。旅のゴールは、どこまでも続く広い海。さあ、川の旅をのぞいてみましょう。」とじっくり絵を見ての読書を誘う。

福井県越前市のかこさとし ふるさと絵本館のご来館者数が2016年12月2日午後に13万人に達しました。13万人目は、ちょうどこの日満9ヶ月になった赤ちゃんとお母さん。他8名の皆様にも記念品として発売間もない「かこさとし からだのほん すごろく」(2016年童心社)をプレゼントいたしました。
館内はクリスマスの飾り付けでひときわ華やかです。是非ご来館ください。

どこまでもどこまでも続く、好奇心に寄り添う絵本たち

「加古里子と、かわ」と題し「絵巻じたて ひろがるえほん かわ」と「海」「地球」「宇宙」「人間」(いずれも福音館書店)の科学の本シリーズを紹介。2ページに渡る「絵巻じたてかわ」の写真が目をひきます。

他にも、思い出の本として「だるまちゃんとてんぐちゃん」(1967年福音館)をはじめ「からすのパンやさん」や「にんじんばたけのパピプペポ」(いずれも1973年偕成社)が紹介されています。