お知らせ

ひろしま美術館

「かこさとしの世界展」だるまちゃんもからすのパンやさんも 大集合!

全国巡回展、福井県越前市武生公会堂での展示はおかげさまでご好評のうちに終了致しました。次の会場は広島県ひろしま美術館で6月15日からの開催となります。

2019年5月10日に中国新聞に告知記事が掲載されました。
ほぼ同内容の情報が以下のひろしま美術館のサイトでご覧いただけます。初の美術館開催にちなみ、かこさとしによる名画の模写など初公開の原画も多く展示されます。ご期待ください。

http://hiroshima-museum.jp/special/detail/201906_KakoSatoshi.html

2019年モエ8月号にも展示会情報が詳しく掲載されています。

〜だるまちゃん・からすのシリーズから『みずとはなんじゃ?』まで〜

静岡県で初めてかこさとしの展示会が開催されます。

「だるまちゃん」シリーズや「からすのパンやさん」と続きのおはなし、『にんじんばたけのパピプペポ』『おたまじゃくしの101ちゃん』など絵本の複製原画が展示されます。『かわ』や「こどもの行事 しぜんと生活」シリーズの表紙も数多く並び、下絵や、加古の愛用品も展示。

また、『みずとはなんじゃ?』の鈴木まもるさんによる原画が全点初公開されます。他にも遊べる触れる楽しい仕掛けがたくさん。ぜひご家族揃ってお出かけください。

https://www.city.fujieda.shizuoka.jp/kyodomuse/1/2/12179.html

関連の広報紙は以下でご覧になれます。

藤枝市

『どろぼうがっこう』(1973年偕成社)が「おはなしでてこい」に登場します。少々脚色されていますが、面白いことに変わりはありません。朗読するのは加古と同世代の俳優さん。その独特の語り口をお楽しみください。


2019年5月29日(水)午前9:30〜9:45

2019年6月5日(水)午前9:30〜9:45

絵本においで! 「こんな一日 あんな一日」 

「こんな一日 あんな一日」と題して『あさですよ よるですよ』(1986年福音館書店)を紹介。

おかあさんの「あさですよー おきなさーい」という声で始まるまめちゃん一家の一日を可愛らしい登場人物の様子とほとんど各場面にあるユニークな形の時計を通して、一日の生活と時間というものを小さなお子さんたちに絵を通して伝える絵本です。

時の記念日(6月10日)を前に大人の方もご覧いただき「忙中閑あり」を楽しまれてはいかがでしょうか。

越前市中央公園には、この絵本の世界を再現した小さいお子さん専用のエリア「まめちゃんえん」があります。2019年6月1日から始まる藤枝市文学館での展示会でもこの絵本の複製原画をご覧いただけます。

https://mainichi.jp/articles/20190522/ddl/k40/070/500000c

水を守って、地球を守ろう

昨年(2018)の6月に放映されたNHK「プロフェッショナル」の中で、絵本制作の打ち合わせの様子が取りあげられ、大きな反響があった『みずとはなんじゃ?』。この絵本は加古の最後の絵本であっただけでなく、科学者かこさとしが伝えたかったことを小さいお子さんにもわかるように工夫したという点も皆様の心に届くことになった理由でしょう。

2019年5月14日朝日新聞北海道版「図書館発 おすすめ本箱」というコーナーの記事では、『みずとはなんじゃ?』を紹介。工学博士であった加古が「水の力と大切さ」を伝えているとし、「大切な水を人間が汚すことで生物が死に絶えてゆくのが激しくなったと先生は警鐘を鳴らしています」としています。大人にとっても考えさせられる絵本です。

「かがくのとも」不思議を届け50年

子どもの「身のまわり」物語にのせて

福音館書店「かがくのとも」シリーズが50周年を迎え、「世界的にも例ない」このシリーズの」魅力を探る。

加古はこの50年600冊の中で、シリーズ第3作目の絵本として1969年に『あなたのいえ わたしのいえ』と『でんとうがつくまで』、1970年『はははのはなし』『どうぐ』、1971年『ごむのじっけん』、1972年「だんめんず』、1974年『たこ』、1976年『おおきいちょうちん ちいさいちょうちん』、1984年『だいこんだんめん れんこんざんねん』、1999年『いろいろおにあそび』、2001年『わたしもいれて!』の11冊を制作しました。(このうち8冊については2018年に当サイト「あとがきから」コーナーでご紹介しました)

50周年を記念して刊行された『かがくのとものもと』には、これらの本の表紙、加古のエッセイ「私の科学絵本論」や「21世紀の読者へ」と題してのメッセージも掲載しています。

https://www.asahi.com/articles/photo/AS20190511000139.html

加古里子の自伝的語り下ろし『未来のだるまちゃんへ』(2014年文藝春秋)にある加古の言葉が新聞各紙で取り上げられました。

2019年5月2日に、中日新聞 福井版では、新しい時代を迎え、節目だからこそ、加古の「遠い先を見つめる姿勢」に注目。

また、8日の北海道新聞夕刊「名作をふたたび」コーナーで、「自分で考え行動できる」子供たちを育むことを望んだ加古の戦争体験をふまえた思いを行間に読む。

一周忌を迎え生まれ故郷福井県越前市の武生中央公園に設置されたモニュメントには、この本のハードカバーの表紙にもなっている絵が使われています。2016年には文庫本が刊行。下はその表紙。

絵本作家 かこさとし

現在発売中の「家庭画報5月号」(世界文化社)巻末の次号予告にあるように「家庭画報6月号」には特別取材「絵本作家かこさとしのメッセージ」が掲載されます。

書斎での在りし日のかこさとし、身の回りのあれこれ、ゆかりの人が語るかこさとし。かこさとしが残した数々の絵本やそこに込められたメッセージを美しい写真とともにご紹介します。是非ご覧下さい。

https://www.kateigaho.com/magazine/41652/