編集室より

作品によせて

卯年の干支探しーその2ー

投稿日時 2023/01/07

うさぎはお子さんたちも大好きなので、脇役として登場する絵本は沢山あります。

デビュー作品『だむのおじさんたち』(1959年福音館/復刊ドットコム)では、山奥で測量をする人を遠巻きに見るウサギがいることで画面が生き生きしています。

『ゆきのひ』(福音館書店)のこの場面はまさに「〽︎ウサギ追いし かの山」の様子で、「うさぎとりのわなをしかけ」るのを見ているうさぎ、逃げるものもいて、雪の降りやんだ青空が眩しく感じられます。

一方、下は『地球』(福音館書店)の一場面。きつねの様子を伺うウサギが木の根元にいます。
むしろここでは「うさぎのよこっとび」をご紹介したいと思われます。

『ことばのべんきょう』(福音館書店)は動物たちが人間と同じように暮らす様子を描き、小さいお子さんが言葉を覚えるための4冊シリーズの本ですが、ここでもうさぎちゃんたちが活躍します。

実際のウサギではないのですが題名にうさぎが出てくるのが『うさぎぐみとこぐまぐみ』(1980年ポプラ社)です。
「しんまちほいくえん」の「うさぎぐみ」は「こぐまぐみ」より小さい子たちの組で、そこにダウン症のショウタちゃんが入園してきました。ある日のこと、ショウタちゃんは「こぐまぐみ」の子たちが作っている砂場の山にジョウロで水をかけてしまいケンカが始まります。

止めにはいった「こぐまぐみ」のせいちゃんは一番力の強い子ですが、実はせいちゃんのお兄さんもダウン症で水をかけたショウタちゃんのことをかばったのです。このことをきっかけに、せいちゃんがお兄さん思いの優しい子だとみんなにわかりました。

保育園では色々なことがあって少しづつ大きくなってゆく子らの姿が描かれる「かこさとし こころのほんシリーズ」の第一巻です。SDGsという言葉が使われるはるか前に執筆されたものですが、まさにそれがテーマとなっています。

 卯年の干支探しーその1ー

投稿日時 2023/01/01

あけましておめでとうございます。

新年恒例の干支探し。
卯年は『だるまちゃんとうさぎちゃん』(1972年福音館書店)の笑顔から始めましょう。

南天の赤い実を雪ウサギの目にしたり、松や竹を使ったウサギ雪だるまは縁起が良さそうでお正月にピッタリですね。

登場するのがうさぎと美味しそうなパンのみという絵本は『うさぎのパンやさんのいちにち』(2021年復刊ドットコム)です。
お店の制服や白衣姿のうさぎさんの可愛らしさと、パンの種類の多さが人気です。

白衣姿といえば、『くもとりやまののイノシシびょういん』の看護師のうさぎさんを忘れてはなりません。

不調やけがの患者さんに問診するイノシシ先生の温かみあふれる様子が魅力的で、看護師のうさぎさんも思いやりあふれています。心に効くお薬のような7つの小さなお話です。

2021年に刊行された本書はその年度のベスト新刊部門の第3位でした。(以下でどうぞ)

くもとりやまのイノシシびょういん

『パピプペポーおんがくかい』では、かわるがわるさまざまな動物が舞台で歌や踊りを披露しますが、うさぎちゃんたちは、その名も「パピプペポンマーチ」を」元気よく熱演。

このうさぎちゃんたちのように、笑顔で元気よく過ごせる一年となりますようご祈念申し上げます。

(1)に引き続き『かこさとし あそびの大星雲6 やすくておとくなあそび』(1992年農文協)からの話題です。

この本は上にあるようなダジャレたっぷりの場面もあれば、ねずみ講のしくみ、あやしい しょうばい、株の うりかい 証券ごっこ、けいえい ゲームなど、見出しを見るだけで大人も興味がわく内容です。

その中から「みっつの くにの けいざい せんそう」を全文ご紹介します。

(引用はじめ)
1
せきゆが でる ひろい さばくの くにと、
むぎが たくさん とれるのはらの くにと、
よい じどうしゃを つくる やまの くには
たがいに それぞれの できたものを うり、
ないものを かって なかよくしていました。

2
ところが やまの くにだけが だんだん
ゆたかになるので のこりの ふたつの くには
そうだんして、 やまの くにに うる ねだんを
たかくすることにしました。

3
やまの くにでは たちまち ものの ねだんが
あがったので、 みんなは せつやくして 
つかわないようにしました。
けれども たべものだけは どうしても いるので、
しかたなく たかい むぎを かったため、
つくっている じどうしゃの ねだんも たかくなりました。


4
さばくのくには じどうしゃが たかくなると
つかわないので、せきゆが うれず こまりました。
のはらの くにでも、むぎを はこぶ 
じどうしゃだいが たかくなり、せっかく
ねあげしたぶんの りえきが なくなってしまいました。

5
それで みっつの くにとも まえより くらしが
わるくなり、ひとびとが くるしみ
だんだん ふまんが おおきくなって とうとう
みっつの くにとも ほろびてしまいました。
(引用おわり)

値上げが続くこの頃、よく耳にするインフレ(ーション)。

子どもに説明するとき役立つのが『かこさとし あそびの大星雲6 やすくておとくなあそびーお金と経済のからくりー』(1992年農文協)です。
「パンツのインフレーション」という見出しで、分かりやすい例を用いて説明がされ、その最後はこのように結んでいます。

(引用はじめ)
このように いるものが すくなくて ねだんがあがり、かえなくなってしまう こまった ようすを インフレーションといいます。
(引用おわり)

インフレーションの次には、2020年11月6日の当サイト「編集室より」で取り上げた「えんぴつのデフレーション」の解説が続きます。

 『かこさとし 人と地球の不思議とともに』(2017年文藝別冊 KAWADE夢ムック)に「かこさとしの経済学ーその人と作品から」を寄稿している鈴木愛一郎はこの本(『やすくておとくなあそび』)の読者に向けて次のように語っています。

「なぜ自分の国だけで作らないで貿易をするのか?なぜのびる会社とおとろえる会社があるのか?なぜ望まなくてもインフレやデフレが起きるのか?・・そこにはこれまで人間の社会や歴史を動かしてきたお金の世界の大きなテーマがかくされています。この本(『やすくておとくなあそび』)にはそうしたテーマを考えるきっかけ、ヒントがたくさんつまっています。ぜひ、子どもも大人もいっしょになっていろいろ考えてみてください。」

2020年11月6日の当サイト「編集室より」は以下でどうぞ。

やすくて おとくなあそび

か・こ・さ・と・しの絵本(2)

投稿日時 2022/12/14

【さ】『サン・サン・サンタ ひみつきち』(1986年・2019年復刊ドットコム)

クリスマスにはこの一冊。しかしながら、クリスマスを迎えるために、北の果てにある秘密基地で人知れず行われている作業のお話でもあるので、一年中そばに置いておいて見ていたい絵本でもあります。

それはそれは沢山のおもちゃとオーロラが描かれた、かこさとし、とびきりのファンタジーをお楽しみください。

【と】『トントンとうさんとガミガミかあさん』(1982年・2005年ポプラ社)

トントンと扉をたたくお父さん、いつもはガミガミのお母さん。そのお母さんが病気になってしまって、お父さんは、トントンと野菜を切り食事つくりに精を出します。

そんなお父さんを見て小学生のともゆきくんと妹のさあちゃんは、入院したお母さんの代わりに家事をしようと思いお父さんから調理の仕方を教わります。

かこは、この本のあとがきで、家庭での食事つくりに関して次のように書いています。
(引用はじめ)
その結果として家族交流とだんらん、そして健康が確保されるのですから、それこそ時間や労力や金銭をさいても入手したい「すばらしいこと」と思います。
しかもそれは毎日、各家庭の台所で展開されるとき、かならず生活をともにしている子どもたちはその様子
に接します。その見聞、におい、ふんい気、手順、手さばき、そうした人間行動の背後にある心づかいや配慮、おもいやりや心くばりを食欲の満足とともにつよくふかくきざみつけます。これは料理の本や講習会でつたえられぬ家庭の教育の賜物です。
(引用おわり)

【し】『しっこのしんちゃん じまんのじいちゃん』(1985年ポプラ社)

かこさとしが、時代に先駆けて心の問題をテーマにしたシリーズの1冊で、オネショの悩みについて取り上げた異色の絵本です。
幼稚園に通うしんちゃんは、よくオネショをします。小学校に上がる前の夏休み、海のそばのおじいちゃん、おばあちゃんと暮らし、身体も心も強くたくましくなってオネショも卒業します。

「オネショは、子どもの心ばかりでなく、親の子どもに対する考えや生活態度を反省し検証する、とても大事な道しるべ」と、あとがきの言葉にあります。

最後の2冊に登場する祖父母による支えにも考えさせられます。

か・こ・さ・と・しの絵本(1)

投稿日時 2022/12/10

『かわいいみんなのあそび』『こどものげんきなあそび』『さわやかなたのしいあそび』『とってもすてきなあそび』『しらないふしぎなあそび』(2013年復刊ドットコム)の頭文字を読むと「か・こ・さ・と・し」になるのは、かこさとし遊びの本5冊シリーズです。

それにならい、寒い冬に心が温かくなるような「か・こ・さ・と・し」の絵本を2回に分けてご紹介します。

【か】『かわいいきろのクジラちゃん』』(2021年復刊ドットコム)

『かわいいきろのクジラちゃんは1985年同名でポプラ社から刊行されましたが、その年に全国障害者福祉財団「ふれあい紙芝居」として作ったものが元にもなっている、とあとがきにあります。

かこは自身が緑内障で視野が欠けた不自由を抱えながら半生を送り、最後はほとんど見えないほどだったこともあり「心身にハンデをもつ子に対しておもいやりのないいじめや、つめたい無関心が今なお横行しているのに、じっとしておられず」この作品に「おもいを托したのです」。

みんなと色の違う子クジラが、それを理由にいじめられ、かばってくれた母クジラ亡くし失望のどん底で星に願うことしかできませんでした。しかし夜が明けるとその願いが通じます。

あとがきの最後の言葉は次のようです。
「どうか、みんなの心に朝の光がさしてくるよう祈ります。かこさとし」

【こ】『こまったこぐま こまったこりす』(1986・2017年白泉社)

『こまったこぐま こまったこりす』は、自分ができることをしてあげることでみんなの「こまった」ことが解決できるお話です。

道に迷ってこまったこぐまが、喉が渇いているのに疲れて水を探せずこまったこりすを肩に乗せてあげます。すると目にゴミが入って痛くて飛べない小鳥に出会い、というように次々とこまった動物が行動を共にしてゆきます。

1986年偕成社から出版された時のあとがきの最後には次のようにあります。
(引用はじめ)
「明るく、はっきり、ゆったり」と立ち向かう大人の姿から子どもは生きる力をひとつひとつ学びとってゆくように、このお話のこぐまたちから困難をのりこえる力を読み取ってほしいと願います。
(引用おわり)

そして2017年の復刊に際しての言葉は次のように結ばれています。

(引用はじめ)
せめて子ども達に持っている力や才智に応じた共生助け合いの心と、未来に生きる情熱を持ってもらいたいと念じて、作ったのがこの作品です。その私の願いが今も変わらないのが、少しさみしい気がしている所です。愛読を感謝します。 かこさとし
(引用おわり)

かこさとしと演劇

投稿日時 2022/11/16

11月27日は四谷怪談を書いた鶴屋南北、そしてアメリカの劇作家でノーベル文学賞を受けたユージン・オニールが亡くなった日です。大学時代に演劇研究会には入っていたかこは洋の東西や時代を問わず、芝居には大変興味を持っておりました。

『こどものカレンダー11月のまき』(1975年偕成社)ではその日に合わせて「おしばいができるまで」というタイトルで、脚本家、演出家、舞台監督、衣装、化粧、効果、照明、音楽、装置、宣伝、総務など俳優以外の人々が働いたり考えたりしていると紹介、プロンプターや演出助手にも触れているほどです。

『うつくしい絵』(1974年)『すばらしい彫刻』(1989年いずれも偕成社)に続き演劇の絵本も作りたいとよく口にしていました。もし演劇の本を作るとしたら、まず入れたいのは人形浄瑠璃・文楽と申していたのが大変印象的で忘れられません。

その文楽については『こどものカレンダー3月のまき』(1976年偕成社)であやつり人形と共に紹介しています。[おうちのかたへ]というメッセージには、次のようにあります。
(引用はじめ)
文楽の名前は知っていても、実際に見たことのある方は案外少ないものです。できたらテレビより劇場でいちどご覧になることをおすすめします。
(引用終わり)

演劇の本といえば、シェイクスピアやチャプリン、あるいはオーソンウェルズを取り上げるのかと想像していたので意外でした。出版は叶いませんでしたが、『こどもの行事 しぜんと生活4月のまき』では壬生狂言について触れていますし、『だるまちゃん・りんごんちゃん』(2003/2013年瑞雲舎)に飯田の人形劇を登場させるあたり、演劇にこめたかこの思いをかいま見ることができます。

ところで、かこが大学時代、演劇研究会で担当していたのは舞台美術で、その精緻なデザイン案は現在、群馬県立館林美術館で開催中の「かこさとしの世界」展で展示しています。

下はその一枚、昭和22(1947)年5月18日東京大学五月祭で上演のアンドレ・ジイド作「13本目の木」の舞台案です。
是非、まじかでご覧ください。

2022年11月2日に亡くなられた松居直さんに哀悼の意を表します。

かこさとしを絵本の世界に招き入れたのは、福音館書店編集長(当時)の松居直氏でした。もし、氏との出会いがなかったら、私たちが知っているようなかこさとしは存在しなかった、と言っても過言でなく、かこ自身もそのように思い晩年もその出会いと60年にわたる交流に深謝する言葉を繰り返していました。

かこのデビュー作品『だむのおじさんたち』(1959年福音館、2007年復刊ドットコム)が復刊された際にかこは次のような言葉を残しています。
(引用はじめ)
この絵本は、工場の研究所勤務の昭和30年代、休日は工員住宅の中の子供舎の世話をしていた私が、福音館書店編集長の松居さんの依頼で初めて描いた作品。時代にふさわしいものと言う大きなテーマなので、停電が頻発する当時ゆえ、水力発電のダム建設を題材とした。半世紀を経て絶版だった本書が再刊されるに当たり、種々の感慨とともに、この安定完成された水力発電の建設技術が、再び政治とカネに乱されぬよう希求しているところである。
(引用おわり)

『リレートーク 言葉の力 人間の力』(2012年佼成出版社)は舘野泉、中村桂子、松居直、加古里子という四人が対談をし、つないでいく形式で5つの対談が収められていますが、その最後が、松居氏と加古との対談でした。

2011年の311の震災から5ヶ月ほど経た夏の暑い日、腰の悪い加古のために同い年の松居氏が加古を訪ねてくださり、それぞれの生い立ち、出会い、出版に関わる思いや決意、未来に寄せての指針を語りあいました。

「対談を終えて」で、加古は次のように書いています。一部ご紹介します。
(引用はじめ)
敗戦の混乱で人生の目標を失い、心身咆哮の折、絵本という具体的な場を与えてくださった松居さんからは、改めて言葉と絵の持つ重要さと、中国やアジアの人々の態度、ユーラシア大陸としての発想把握など、現代と未来を見透かした啓発を頂戴した。
(引用おわり)

幸いなことに、松居さんの長年の叱咤激励のおかげで途中何度も頓挫しかけた『万里の長城』(福音館書店)がついに2011年、刊行に至りました。記念に松居さんご一家、この本の編集者で、後に中国語版の翻訳をしてくださった唐亜明さんご夫妻とご一緒に加古も家族同伴で北京に出かけ、万里の長城で喜びの記念撮影をする事ができました。

その経緯などを松居さんのお嬢様で絵本作家の小風さちさんと鈴木万里が2019年に語った講演会の内容が「父の話をしましょうか〜加古さんと松居さん〜」(2020年NPOブックスタート)として出版されました。

この2冊は現在では電子書籍として購読できますし、後者は書籍としても販売しています。名編集松居直さんが残されたご功績にどんな強い思いが込められていたのかがお分かりいただける内容です。

2022年11月6日東京新聞朝刊「筆洗」は加古との出会いから松居さんの絵本出版文化への大いなる貢献を紹介しています。記事は以下でどうぞ。

東京新聞コラム 筆洗

尚、松居直氏のご功績を知る事ができる展示が福音館書店ゆかりの地、石川県で開催されます。詳しくは以下でどうぞ。

特別展示 はじめに松居直がいた

また、いかのメディアでも報じられています。

朝日新聞 デジタル 松居氏

中日新聞 松居氏

種明かし(3)手品

投稿日時 2022/11/02

手品には、絶対何かヒミツの仕掛けがあるに違いないと目を皿のようにして見ていても、見つけられるものではありません。だから面白いとも言えるのですが、小さいお子さんにもできる簡単な手品とその種明かしがあるのが『だるまちゃんと楽しむ日本の子どものあそび読本』(2016年福音館書店)です。

筆者が幼い頃、かこが見せてくれたこの手品を見て面白い!と思った思い出があります。素人がするので種明かしの前にばれてしまいそうになるのがかえって愉快な手品で、その名は「見えない糸」。用意するのは細長い紙切れと見えない糸のみ。

見えない糸がない?
そうですか。。。では紙だけでなんとかしましょう!
やり方は、39ページです。

種明かしも。。。39ページにありますからご安心ください?!

種明かし(2)何の本?

投稿日時 2022/10/28

洒落たフレンチレストランのひさしのような色合い。かこの手書き文字の題名『あかですよ あおですよ』(1995年福音館書店)のとおり、たしかに上から赤、白、青です。しかし、濁点のほかにも丸いものがあって。。。

下の方には不思議な模様がついたものが描かれています。

裏表紙を見ると。。。

タコ!
不思議なものはタコの吸盤、青いナミナミは波で、丸いのは水泡です。

本を開けると、前見返しからすでに物語が始まります。

(引用はじめ)
🎵たこたこ がっこう いいがっこ
  6ぴき せいとも いいこども
  たたこ せんせも すてきです

🎵 たこたこ がっこう いわのなか
  べんきょも ゆうぎも たいそうも
  なみの まにまに ゆうらゆら
(引用おわり)

まるで、遠くから聞こえてくる歌声で始まる映画の冒頭場面のよう。この本は、たこたこ学校の6匹のお話で表紙に並んでいるのはランドセルです。

えんどうまめ一家の1日を描いた『あさですよ よるですよ』(1986年福音館書店)に続くお話として、この本は創作されました。前者は時間を小さいお子さんに知ってもらえるよう、そして本作のテーマは色です。クレヨンにあるような基本的な8色のものが次々に登場しカラフルです。

そして最後はもちろんあの色です?!
タコですから。。。。

種明かしとして、後見返しの絵をご覧ください。